事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

麒麟がくる 第四十回 松永久秀の平蜘蛛

2021-01-10 | 大河ドラマ

第三十九回「本願寺を叩け」はこちら

さて、本能寺に向かって信長と光秀にどのような離反する要因があったか。なにしろ最終回までまもなくなので考えこむ。

池端俊策先生は仕込む仕込む。どんな名器であっても持ち主の松永久秀が爆死したんだから“それ”といっしょに壊れたんじゃね?

と思っていたけれどもそうはならなかったんですね。この茶器が引き金のひとつになるのは活劇の常套手段としてありだけど、だとしたらこの平蜘蛛の釜は現在もどこかに存在しているのかもしれない。

そんなドラマを背負っていることも知らぬげに普通に茶器として現役なのかも。それも一興。蜘蛛という言葉にドラマ的な意味もこめてます。

大河ドラマの季節感というものがあって、11月あたりから登場人物が壮絶に消えていく。まあコロナの影響もあって、この大河においては現在がその最初のピークで、帰蝶(川口春奈)、松永久秀(吉田鋼太郎)、煕子(木村文乃)が退場。

残ったメンツで骨肉の争いが始まるわけだ。帰趨がわかっていても、この大河はどうひねるかでわくわく。たくさんの人がたくさんの結末を予想しているわけで、こんな話になるとはわたしも予想していなかった。これまで大河でさんざん語られていた明智光秀の

“自分のプライドを傷つけられたから主君の信長を討った”

って話にはおよそなりようがない。

にしても今回の主役はセットでしょう。信長と光秀が腹の内を探り合う広間の、それこそ広さと行ったら。CGかと思ったぐらい。NHKの気合いを感じる。CGじゃないよね。

で。画像は通販の平蜘蛛釜です。みなさんもお買い求めになれます(笑)

第四十一回「月にのぼる者」につづく

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豪雪2021 その2

2021-01-10 | 日記・エッセイ・コラム

スノーフレイクの街角 杏里

その1はこちら

ゼーゼー。今日は昨日ありえないほど降った雪を始末。近くの川へ。

どわーそこに行くまでがすでにつらい。雪てんこ盛り。

一輪車に雪を乗せて、10回運んだらタバコを吸っていいというルール。ええわたしが勝手に決めています。

11回目にいきなり除雪車登場!すんげー勢いで雪を吹っ飛ばしていく。ありがたいありがたい。

おかげでテロンテロンになった道を、今度はこけないように雪を運ぶ。なんとか今日はこけないですみました。

目標の半分もいかない。か、肩が腰が足が……

「スノーフレイクの街角」は、杏里の曲のなかでまちがいなく最高傑作だと。

その3につづく

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「まち」 小野寺史宣著 祥伝社

2021-01-10 | 本と雑誌

この人はすごくうまいんだと思う。主人公の祖父の仕事が歩荷(ぼっか)というのがとにかく効いていて……

あの、ついてきてますか。歩荷ってなにか知ってますか。わたしはもちろん知りませんでした。えーと、登山者の荷物を背負う職業の人たち。その祖父が孫にひたすら伝えたのは

「人のためになることをしろ」

とても不幸な主人公は、ラストでその教えを……これ、うまい人でないと嫌味になりそうだけどそうはなっていない。「縁」のときよりも素直に感動できました。なんかいかにも本屋大賞をとりそうな本を読むのっててれくさいですけどね(笑)

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