この人はすごくうまいんだと思う。主人公の祖父の仕事が歩荷(ぼっか)というのがとにかく効いていて……
あの、ついてきてますか。歩荷ってなにか知ってますか。わたしはもちろん知りませんでした。えーと、登山者の荷物を背負う職業の人たち。その祖父が孫にひたすら伝えたのは
「人のためになることをしろ」
とても不幸な主人公は、ラストでその教えを……これ、うまい人でないと嫌味になりそうだけどそうはなっていない。「縁」のときよりも素直に感動できました。なんかいかにも本屋大賞をとりそうな本を読むのっててれくさいですけどね(笑)
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