事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

明細書を見ろ!2016年10月号PART2 人事委員会勧告

2016-10-20 | 明細書を見ろ!(事務だより)

2016年10月号PART1「監査終了!」はこちら

監査前日の10月4日、山形県人事委員会は知事と県議会議長に向けて給与の改定を勧告しました。いわゆる、人事委員会勧告。その最後に委員長の談話も発表されていて、議会と知事以外に、わたしたち職員にもメッセージをよせています。知らなかった。これまでもやってたんだろうか。ちょっと紹介しましょう。

「職員においては、全体の奉仕者としての使命を自覚し、公務員としての倫理を高く保持しながら、より一層効率的な職務の遂行と行政サービスの向上に努め、県民の期待に応えられるよう要望します。」

ということのようです。それでは、そう要望する人事委員会がどんな勧告を出したのか、きっちり読みこんでいきましょう。

談話の冒頭で委員長自体がしっかり総括しているのでこれも紹介すると

「本年の給与改定としては、民間給与との較差を踏まえ、基本給(給料表)の引上げ改定を行うとともに、特別給(ボーナス)についても、0.1月分引き上げることとしております。
 併せて、来年4月から実施する扶養手当の見直しについても勧告を行っております。具体的には、配偶者に係る手当額について他の扶養親族に係る手当額と同額まで減額すること、子に係る手当額について引上げを行うこと等を内容とするものです」

……人事院勧告とここまで歩調を合わせなくてもいいのに。次号から、詳細に特集します。

本日の一冊は伊坂幸太郎がその芸を発揮してみせた「ジャイロスコープ」(新潮文庫)。登場人物と伊坂の距離感がおみごと。

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