第十八話「裏切る理由」はこちら。
前回の視聴率は予想をはるかに下回って12.3%と急降下。裏番組のせい?いやいや日テレ鉄壁日曜ゴールデン組もいっせいに下がっている。GWとはそんなものなのでしょうか。
今回はいよいよ謀反を起こした荒木村重への対応。秀吉と明智光秀という微妙なふたりが摂津に説得に向かう。
「静かじゃのう」
静かだと謀反を疑われるぞと秀吉は経験談。そこへやってきた村重はむしろ誇らしげに謀反なのだと宣言。いいのかおぬしら、信長の下で働いていて……うなだれる小朝。いかにも弱気な風情であるあたりで、彼のこれからの落語家人生に絶対にプラスだと思います。絶対です。元嫁のお母さんにもその感じだったんですか春風亭。「金曜日の中華街」はわたしも大好きな曲ですよ。すいませんよけいなことでした。
御着の殿(鶴太郎)がこれを機に毛利につくとの知らせ。例によって動揺する官兵衛。何度くりかえされたことであろう。ここから官兵衛が小寺、村重を説得する行脚が。
絶対に正論しか言わない竹中半兵衛は、摂津には行くなと。しかし官兵衛は……
ダークサイドに堕ちる前の最後の回なのかな。
信長嫌いだと明言するわたしの妻は(別に首をフラフラさせている俳優のせいではないらしいです)
「で、荒木村重って、悪い人なの?」
えーと、えーと、よくわかりません。信長も秀吉も、そして官兵衛だって悪い人なのかよくわかんない。しかしこのドラマで明確なのは、部下が優秀か無能かで天地の差がありますよと。そうかもね(あっさり)。
コント芝居の俳優と、ひねりのある役者の違いが如実に出た回でもある。大河は、そのどちらもを受け止めるドラマなので、はいはいと思ってはいますけれども(なにしろ「天と地と」のとき、石坂浩二はまだ慶応の学生だったんですってよ奥様!)。
今回の視聴率はどうなんでしょう。裏切りとか策謀とか怨恨とか、そういうタイトルは……わりとみんな好きかな。14%台?
第二十話「囚われの軍師」につづく。