事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

軍師官兵衛~第十六話「上月城の守り」

2014-04-20 | テレビ番組

Jinnaitakanoriimg01 第十五話「播磨分断」はこちら

おしい。前回の視聴率は14.9%とぴくりとも動かず。

今回は上月城の持久戦のお話。別所の謀反がいかに大きな出来事だったか。お勉強になりました。お勉強ついでに山中鹿介(→山中鹿之助)のことも物の本で調べてみました。

どうして彼の名が歴史に残っていたかというと、楠木正成と同様に、戦前の教科書や講談本の影響が大きい。そりゃそうだ。尼子の家臣として、どんな七難八苦があろうとも、ひたすら主家の再興に力を注ぐ……なるほど体制にとってありがたい存在。

確かに剛胆な人物ではあったようで、一騎打ちでは最強。しかし兵站や物量がからむと……常に苦しい戦いを、圧倒的な戦力と調略を誇る毛利(アメリカですか)にいどむ孤高の騎士。そりゃ、人気でるかも。

しかし最後には織田信長に見捨てられて……あ、いま気づきました。「八つ墓村」の冒頭において惨殺される武士って、山中鹿之助か尼子勝久が投影されてるんじゃないですかね。七難八苦の果てに三十二人殺しはきついですけれども。

官兵衛は今回、学級委員の井上九郎右衛門(高橋一生)をつかって戦国らしいはかりごとを。敵を何名倒したかより、なぜ大部分を逃がしたかで軍師らしいところを見せる。展開がダークなので絶叫芝居ができない以上に、岡田准一は表情に陰影が出てきていい感じ。

っていうか荒木村重もどんどん暗くなっているので、こりゃー6月ぐらいからさぞや権謀術数が(笑)。視聴率は下がるかもしれないけどオヤジとしては期待大。

家族みんなで観ていたので、宇喜多直家(陣内孝則)の閨での狼藉にはびくびく。でもむかしの大河はもっとハードにやってたような。ということで今回の視聴率は15%台にのせると再び主張。みんな狼藉好きでは(失礼)。

第十七話「見捨てられた城」につづく

コメント
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