事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「忍びの国」 和田竜著 新潮文庫

2012-11-10 | 本と雑誌

E0033570_20385987 一種のブームになった「のぼうの城」よりもわたしはこちらが好きかな。

忍者という存在が、技術を売るだけでひたすらアンモラル。その絶望感を共有する3人の忍びがとても魅力的。なかでも、かっさらってきた武家の娘に、どうしても頭があがらない「無門」という主人公がすばらしい。彼もまた、のぼうなのね。

無門がなぜ彼女に屈服し続けているかの理由が泣かせる。映画「のぼうの城」がヒットしたのだから、こちらの映画化もお願いします。主役は、そうだな……福山雅治はどうでしょう。

忍びの国 (新潮文庫) 忍びの国 (新潮文庫)
価格:¥ 580(税込)
発売日:2011-02-26
コメント
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