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雲龍院写経体験 新緑の庭会京都旅最終章

2023-04-30 | そうだ 京都、行こう。
日常、仕事で何かと色々ある私達。
心を少しでも清らかに浄化するために、
「清水寺で朝のお勤めに参加し
雲龍院で写経をする」
これが今回の旅の目的のひとつでもありました。

3週間前に姉とトレイルの途中で雲龍院を訪れた時に
本堂で何人かの方が写経をしている姿を見て
次はぜひここでやりたい!と心に誓ったのです。
こんなに早く実現できる、いい機会に恵まれましたが
写経体験の受付締め切りである15時までに
下鴨から雲龍院に行ける気がしない。


だからと言って
他でなんとなく時間を過ごすのも残念なので
行ってお詣りだけでもしようと、向かうことにしました。

出町柳から京阪本線に乗って東福寺駅へ。
東福寺から徒歩で雲龍院へ向かう道筋、
大通りに出たところで、時刻は丁度15時。
ここからは結構な坂道で疲れること必至です。
やっぱり間に合わなかったねー。
と言った所へ奇跡的にタクシーが!!!
神がかり的なタイミングで
タクシーに乗ることができました(≧∀≦)

雲龍院に着いたのが15時5、6分過ぎ、
ダメ元でお願いしたら許してもらえました〜✨✨
写経は慣れてないと時間がかかり、
17時にここが閉まってしまうので…
と言われましたが、写経は2度目です!!!
と力強く宣言。

丁子を咥え、香を手に塗り込め、清水を注がれて
2人だけで静かに始めた写経

結果、雲龍院の方も驚きの早さで
書き上げることができました(^-^)v
もちろん早さを競うことではありません。
受付時間を過ぎているのに参加させてくださった
雲龍院の方に迷惑をかけないようにという
意識はありました。

本堂内は撮影禁止。
写経を終えてから外で方向を変えて撮影。
その後、納めてきました。



雲龍院で写経を体験したかったのには
いくつか理由があります。
一つ目は本堂の厳かな部屋でご本尊様の近くで
心静かに写経ができること
二つ目は写経をするにあたってお清めがあること
三つ目は朱墨で書くこと
四つ目は写経の後お庭を眺めながらお抹茶を飲めること
五つ目は予約が不要なこと
そして何よりも泉涌寺塔頭・雲龍院が好きな所だからです。
(調べていたらここは日本最古の写経道場とか!!!
どんな情報よりその場の本物の空気が
人を呼び寄せるのかもしれません。
呼ばれる、とはこのことですね。)






写経をしている途中の厳かな時間と空間は
ストレスで溜まった心の澱を溶かしてくれるようでした。

もう諦めかけていた写経が体験できて
心地よい達成感に包まれました。


最近訪れたばかりなので写真はこんな感じで^ ^



ところが奇跡はもう一つあったのです。



私達が一文字一文字写経に向かいあっている間に
雲龍院の空には
季節外れのうろこ雲が広がっていました。







雲龍院の空に雲の龍
本当にありがたいことです。
16:38

スマホのホーム画面はずっとスイスの山の花畑でしたが
久しぶりにこの雲龍院のうろこ雲の写真に変えてみよう。


ここから少しだけトレイルコースを通って戻ることに




円通寺橋の桜(心の友の桜の樹)を見たら
トレイルコースを外れて
大通りに出ます。

京都駅に戻って
抹茶味を堪能しようと思いましたが
日曜の京都駅の夕方近くはどこの店も満杯。
そう言えば昨年秋の比叡山の帰りもそうでしたね。
2人でバスセンターの椅子に座って別れのコーヒー

6時前にミナヅキさんと京都駅でお別れしました。
二日間本当に充実していて楽しかった。
ありがとう。

一緒に行くはずだったひだまりさんに捧ぐ。
また秋に!!!


そして私は北山駅に向かう。
京都の道は続く。




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