一人時間

庭・猫・娘・私の時間

五山送り火の夜

2022-08-21 | そうだ 京都、行こう。
8月16日
京都はご先祖様(おしょらいさん)を送る日
一度見てみたくて
トレイルもこの日に日程を合わせました。

17:40
叡山鉄道出町柳駅まで戻ってきました。



五山火を眺めるポイントはいくつもありますが
丁度帰り道にある出町柳の三角州は、
大文字がよく見えるポイント。
大文字焼きの場所は、今朝スタートした銀閣寺の上方にあり、
そして春のトレイルでは実際に立った場所でもあります。

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その縁あってこの地で送り火を眺めることに決定。
花火大会並みの混雑と聞いていましたが
2時間前にしては思ったより空いてる!
関東ならもう恐ろしく混雑している気がする。



中洲に渡ってみました。



賀茂川沿の岸の方が混雑しています。
翌日またこの地に来た時、その訳がわかりました。



来年はこの辺りを狙ってみよう。


大文字が見えます。



なんと運良くベンチがゲットできました。
20時から始まる大文字の点灯まで
2時間時間を過ごすには最適な場所!

安心したので、三角州の先まで行ってみましょう。


みんな同じものを待ってるこの空間
最高にゾクゾクします。

ふと思い出したのですが
この出町柳の三角州の先と
パリのシテ島の先
同じ空気を感じます。
どちらも大好きな場所です。
古い都、祈りの街
パリと京都には共通点が多い気がします。
一生住むことはない通りすがりの旅人としての感想です。


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中洲の木の下辺りにいます。



暇なのでまた自撮りごっこ
ベンチを半分快く譲ってくれたお兄さん、
ありがとう。
本当は2時間も待つ間に
美味しいお弁当でも食べたかったのですが、
席を空けるのも申し訳なく
登山のために持っていた非常食、行動食をモグモグ。
おまけにお尻の下には山座布団。
水分塩分も勿論補給。
山道具、流石です。いつでもサバイバルできます。



だんだん日暮れてきました。
楽しいことを待つ時間って
連帯感も相まって高揚感半端ない!!!



大文字山では時々、
火種らしきものがチロチロと燃えているのが見えます。


19時を過ぎた頃、ピカピカゴロゴロと
(予報通り)空模様が怪しくなります。



遠雷どころかビカー!!ゴロー!!ドーン!!
と、暗くなった辺りが一瞬明るくなり、
みんなで悲鳴。
一瞬でこんなに明るくなりました。




一応レインウェアはすぐ出せるようにしていましたが
あれよあれよという間にゲリラ豪雨。
上を着ただけでびしょ濡れ。
しばらく傘もさしてそこにしゃがんでいましたが
予想以上の豪雨。
雨に打たれながら考える。
しばらく待つか、退散するか。
雷も怖いので退散することにしました。
出町柳の駅は帰る人でごった返しているのかと思ったら
雨宿りしている人で混んでいて
まだ次々と人が押し寄せていていました。
地下鉄はスッカスカに空いていましたが、
下半身がびしょ濡れなので座ることもできません。

結果的には20時を10分程過ぎてから
雨も収まり、無事五山送り火は実施できたようです。
ただ午前中、比叡山登山で疲れ切っていた私は
退散して正解だったと思います。
不思議と後悔することも意気消沈することもなく、
出町柳でワクワクして待っていたあの時間は
無駄ではなかった、ということでしょう。

冷え切って疲れた身体を芯から温めたかったので
京都駅の地下、いつものお好み焼き屋さんで
チーズ餅入りを美味しくいただきました。
(待ち時間も結構あり、結局食べ始めたのは
21時を大分過ぎた頃でした。)


五山の火送りについては、
当日までにテレビでたくさん特集されていて
知る機会が多く、少しは理解も深まりました。
現地の人にとっては重要なお盆行事です。
私は観光客の1人ですが、
またいつか現地で見られたらいいな、と思っています。

これは翌朝、京都のホテルで撮ったTVの画像



自宅ではNHK BSで生中継番組を録画していたので
当日、あの京都の街明かりの中に自分もいたんだなあ
と感慨深く観ることができました。




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