国会における小泉進次郎議員の発言に感心させられました。
その内容は、小泉議員がある小学生から
「アベノミクスに会ったことある?」
と尋ねられたそうです。
その小学生は、アベノミクスを“人”だと思っていたようです。
小泉議員は、その素朴な質問に対して
「アベノミクスには会ったことはないけれど、安倍総理には時々会うことがあるよ。」
と正面から答えられたようです。
小泉議員は、その小学生とのやり取りを引き合いに出し、続けます・・・
「小学生の言ったことは、まんざら間違ってはいないとも考えます。
地方ではいまだアベノミクス効果を実感できている人は少なく、地域の隅々までアベノミクスに会える経済成長にしなければならない。」
旨を言及されました。
同感です!
マスコミでは、労使交渉が激化する春闘において、大企業が軒並み賃金引上げをしていたり、定期昇給に加えベースアップまで獲得した労働組合があることを紹介していますが、地方でそんな景気のいい話を聞くことはありません。
私も医療機関で働いているときに労組の書記長をさせてもらっていたので、賃上げを含む労働環境改善のため、経営者と前のめりで交渉をしていました。
当時は、ベースアップを求めることよりも、定期昇給を維持してもらうことに重きが置かれ、攻めの交渉というより、守るための闘いでした。
あの頃の医療現場においては、“雇用してもらっているだけでも有り難い”との意識が蔓延していて、ストライキをも視野に入れた交渉をするほどのパワーはありませんでした。
“不況知らず”といわれる医療機関ですら労使交渉が低迷する中、今の宮崎県内の中小企業において、賃上げがを要求できる労働者はどれ程いるのでしょう・・・
ましてやアベノミクスに会えている県民はほとんどいないはずです。
じっと待っていてもアベノミクスは会いに来てくれることはないでしょう。
企業誘致を含め、地域経済活性化に繋がる活動をさらに進めていきます。