ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

読んだ本「残照の頂」

2024-09-04 17:22:00 | Book&Art&TV


湊かなえの山女日記の続編
今、朝日新聞小説で湊かなえの「G線上のアリア」を掲載している。
新聞小説はあまり読まないけど、これは毎朝しっかり読んでます。
やたらに枝葉末節が入り組んで、伏線らしきものが多くて、なかなかストーリーが展開しないから少々めんどくさくなってきてるけれど。

山女日記は面白かったし、テレビドラマも見ていたけど、続編の短編4編は、うーん。
湊かなえって饒舌な文章なのだと改めて感じた。
なまじ、登山経験のある者にとっては、いちいち、こんな初心者向け登山解説みたいな文章は要らんよなぁ。
ストックは2本がよいとか、急な岩登りはストックはザックに仕舞うとか。登山用ザックや衣類のこと、行動食。
登ったことのある山、近くまで行った場所(燕岳、立山雄山、五竜岳、大天井岳)がいくつか載っていて、燕岳合戦小屋のスイカ食べたとか、山の行程はそのとおりなんだが、「そんなん、知ってるわ」と傲慢ですが、なんか、山行きをおさらいしました、だけの感想。
ちなみに、滋賀県の武奈ヶ岳のストーリーは出町柳からスタート、和菓子のお店は出町ふたばがモデルっぽいな。

どっちにしても、山仲間も亡くなって、私も年くって、もう、山は登らない、登れない。
思い出だけが宝物。