気合いの要らない花

霜枯れ間近でも

絵になるナスタチウム

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図書館で借りていたミステリ本、1ページも読まずに返却。

それはそれで潔い。って、暗めの辛気臭い本は更に読む気にならない。

水彩教室の絵も描けていない。

なんでも、取り付きは敷居が高くて決意と気合いが要るんよな。

花はそんなことはなく、向こうから手招きしてくれる。

石蕗と藤袴を入れた小さな花器を玄関に。

食卓のバラ一輪からほのかな香りが流れてくる。