ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

みをつくし料理帖シリーズ

2010-10-26 21:01:55 | Book&Art&TV

比叡山ガーデンミュージアム 10/18

時代小説はわりと好きなほうなので、ときどき読んでみる。
現代ものと違って、リアリティがない分、純粋にエンタティンメントとして楽しめるからね。
高田 郁(かおる)の「みをつくし料理帖シリーズ」
1「八朔の雪」 2「花散らしの雨」 3「想い雲」 4「今朝の春」 (角川ハルキ文庫)
は最初の1冊目は図書館で借りて、2冊目以降は予約待ちだったから、早く読みたいし、自分で文庫本を買った。
すぐに続きも読みたいと、3冊目も買い、先週4冊目も購入。
4冊目は寝床で3時間でイッキ読み。久しぶりに本にハマった。
早く、次のが出ーへんかな。
江戸時代、大阪で水害にあって両親を亡くした少女の澪は、大店の料理屋の料理人としてこれからというときに、店が潰れて、店のご寮さんと2人、江戸に出てくる。
つる屋という小さな食べ物屋の女料理人として腕をふるい、長屋の住人や店の客と交わり、吉原に居る幼なじみの動向も気になりつつ、ツライことも料理が全てと、けなげに市井を生きていく。
例によって、周りは良い人ばかりな嫌いはあるけれど、本人がおたふくなのが愛らしい。片思いの謎の侍や、登場人物も多彩で際立っている。
1冊につき、4編の短編には、一つずつ、季節の料理が紹介されて、巻末にレシピも載っている。
ただの茶碗蒸しや蒸し寿司が、なんとも美味しそうに書かれていて、思わず、唾を飲み込みそうになる。で、レシピを見て作ろう!と思わないのが料理好きじゃない私の私たるゆえんですが。