ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

取り憑かれて撮り疲れた

2007-11-29 20:49:26 | パソコン&カメラ&スマホ
モミジ
赤山禅院 かなり手ぶれしている(kissデジN・EF-S 17-85mmIS)

新デジカメと紅葉に取り憑かれて、毎日うろうろしてたら、ホンマに身体の芯から撮り疲れた。

桜は人を狂わせるというが、絢爛たるモミジも毒気に当てられるようなところがある。

極楽みたいやなぁと感嘆したモミジも、こんなにド派手極彩色な世界はきっと落ち着かないことだろう。

極楽ならば、これといった特色のない里山的風景のほうが飽きもせず、癒しのようになじむかもしれない。
そもそも、極楽行けると決まったわけでもないから、そないに心配することないけれど、理想の極楽も人それぞれで、あらかじめ自分好みの「My Gokuraku」の設定などできたらええのにな。

この前買ったカードリーダーは(デジカメのメモリーカードをパソコンに取り込むためのアダプタ)今まで番町皿屋敷並みに「いちまーい、にまーい…」と画像を取り込んでいたのが忍者ハットリくんの手裏剣みたいに、シュッシュとスピードアップしてびっくりした。
何の疑問もなく5年間古いカードリーダーをそのまま使っていた私も、皿屋敷並みにドンくさい。

いくら取り込みが早くなっても、写真の選択やブログ記事のまとめは相変わらず時間くうわけで。そういうのも疲れたし。

それほど感嘆ため息のモミジ情景だったのに、パソコンに写真を取り込んでみると、こんなはずではない。
薄っぺらで広がりがなく、実物よりかなり見劣りがする。
自分の目で見た情景と撮った写真に落差があって、少しがっかりしてしまった。

普通の人には何でもないようなモノを美しく面白く撮るのは得意でも、絵のような風景というのは、結局、私には絵以下にしか撮られへん。

隅々まで緻密に表現された絵葉書やカレンダー写真っていうのも難しいもんなのよね。
観光地や公園でデジカメ教室と思しきグループがずらっと三脚立てているのを見ると「ようやるわ、ごくろうさんなことです」と思っちゃうけど、三脚使ってきちんと撮る、じっくり見据えて丁寧に撮るという姿勢はやはり大事なのだ。

と、自分では承服しかねるモミジ写真ですが、皆さんには楽しんでいただけたようで、ありがとうございました。

実際の情景の記憶は薄れる、写真は残る。
だんだんとこれで良かったかと気持ちも持ち直す。
頭の芯のモミジ疲れがゆっくりほどけていく。

モミジ
曼殊院の外塀 kissデジN・EF70-300mmIS