ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

尾瀬の明暗

2006-10-10 22:43:06 | お出かけ&旅
尾瀬ヶ原 晴れ
10/9晴れた尾瀬ヶ原

10/7~10/9まで3日間の尾瀬行きだったが、7、8日はひどい嵐でほとんど身動きできず、結局、谷川岳ロープウェーの予定を止めて9日に、また尾瀬入りした。
夫と2人旅なので、こういうのは融通がきいて具合が良い。
おかげで、3日目にやっと秋の尾瀬を堪能することができた。

尾瀬ヶ原 嵐
10/8嵐の尾瀬ヶ原

この週末、太平洋岸はよく晴れたのに日本海側や海は荒れたお天気で海山で遭難者が相次いだ。
今日の夕刊を見ると、8日に尾瀬でも死者が出ている。
散策中の男性が強風で倒れてきた木で頭を打って亡くなったそうだ。
こんなひどいお天気で散策中っていうのも変だけど、この私たちだって、一応は激しい風雨の中を一眼レフ持って尾瀬ヶ原に突入しかけたんである。

山の鼻の山小屋から30分歩いたところで、小さな川を渡る橋がある。
ここが水没していて足首まで水に浸かって渡らなければならない。
雨はますますひどくなり、渡れても引き返してくるときには橋も流れてるかも…
しばらく様子を見ている間に、よろけて落ちそうになった人1名。何か水際に落として必死に探してる人1名。ついに、水に落ちて腰まで浸かって引き上げられた人1名。
石橋叩いてもなかなか渡らない夫、腐った橋でも渡ってしまう私でもさすがに行く気が失せて、山小屋に引き返した。
しかし、手ぶらで帰れるか!根性でシャワーキャップをかけたキスデジで30枚ほどは写した。
雨具上下を着込んでいてもじっとり湿り、靴下までぐしょぬれで冷たい、寒い。
引き返した山小屋でしばらく待っていたが、天気は回復しそうにもなく、あきらめて鳩待峠に戻り、尾瀬を後にした。老神温泉泊。

明けて9日。
雲が動いて、やっと尾瀬にも秋の陽が戻ってきた。
雨が降っていないというだけで、どれだけ、楽に動けることか。
ジーパン&スニーカーのカップル、ツアーバッジをつけた中高年団体、幼児連れのファミリーで尾瀬は大混雑。
昨日の大嵐はなんやったんや?というくらい穏やかな尾瀬。
山は怖い!という認識を新たにして、
「あとは水芭蕉の季節に来たらもうしまいやな」と夫。
ということは、もう1回春の尾瀬にも連れてってもらえるんだ、シメシメ…と。

池糖

明日も尾瀬の写真をいくつか載せる予定。
目で見て楽しんできたからそれで満足してるけれど、枚数だけは写してきたのに今回は「これだ!」っていう決定打の写真がありません。
雨嵐の中、写すのはたいへんだったけど、被写体としては、お天気悪くてもそれもまた良しまで達観できるようになった。