goo blog サービス終了のお知らせ 

ひらりん気まま日記

== 毎晩パコパコ せっかちでドジなひらりんの言うたもん勝ち ==

唐松岳4五竜

2017-08-19 09:48:28 | 山の旅

エーデルワイス

8/7 台風直前のつかのまの晴天。
この分なら慌てて帰らずとも、午前中は観光できそうだ。

朝日の射しこむ「ホテルステラベル」食堂で朝食。
ヨーグルトやフルーツデザートもたっぷりで、久しぶりのパン食が美味しい。
と言いつつ、レーズンバターロール1個(笑)

五竜エスカルプラザまで歩いて、荷物をロッカーに入れ、ゴンドラとリフトを乗り継いで、五竜高山植物園へ。

夏場のスキー場利用のお花畑で、大型観光バスも入って、まあまあ盛況のようだ。


山は雲に隠れたままだけど、一瞬、唐松岳が見えた。

望遠レンズの原寸サイズで見たら、昨日泊まった唐松岳頂上山荘も写っている。


少し歩いて登って地蔵の頭のケルン



本来なら、ここから小遠見山まで往復3時間のトレッキングするつもりだったが、台風のせいで早目に帰宅することにした。

下界は良い天気

いちばんの見頃だったシモツケソウ

盛りの過ぎたコマクサ園

盛りの過ぎたヒマラヤの青いケシ

1本だけ残っていたハクサンイチゲ



いちばんエーデルワイスに似ている「ホソバウスユキソウ」



スイカジュースとソフトクリーム

八方尾根を歩く登山者が見える。
たぶん、この日は八方池の白馬三山映りが見えたんやろな。

予定より3時間早い昼に、白馬五竜で解散、東京組は長野駅へ、残り2人は松本へ帰るが、神城駅で張り紙発見。

空模様がどんどん暗くなり、台風は和歌山接近中。
今日は松本泊まりかなぁとゴトゴトローカル線で松本駅へ。
2時半に松本に着いたら、名古屋行きの特急「しなの」は14:53発16号と15時発82号までは動くとあり、台風の名古屋に突っ込むことになるけれど、明日に「しなの」が動くかどうかもわからんし、とにかく、名古屋まで帰るかとみどりの窓口に並んだ。
駅員さんに訊いたら、今は新幹線は動いているが、夕方以降はどうなるかわからないと。
ここでにやけ氏と別れて、15時のしなの82号指定席券を持って、急いでホームに上がったら、すでに車両が入っていて、飛び乗った。
が、15時になっていないのに動き出す。
エッ?これ、15時発でないん?
乗降口のところに居た男性に「これ14:53分時発しなのですか?」と訊いたら、
「そうみたいです。僕も間違えて乗ってしまいました」と。
彼は次の塩尻で後発のしなのに乗り換えると言ってたけど、私は5分でも早く帰りたいので、このまま自由席車両に移動して席があったらこの電車で行きますと。
ザック背負って何両もの車両を移動して、自由席車両に行ったら、幸い、ちらほらと空席があり、ホッ。
間もなく、検札が来た。
切符がない!特急券はあるのに、乗車券がない。
乗り込んだときはちゃんと手に持っていたのに、移動中に落としたのかも。
もう一度探してください。車掌さんも通路を見ていきますと言われ、落ち着いてお財布の中を見たら、クレジットカードの後ろに乗車券だけ隠れていた。
「すみません、見つかりました!」と言って、周りの乗客に失笑されたんであった。
結局、昼食も食べ損ね、ザックに残っていた行動食おやつをぼそぼそ食べつつ、5分遅れで風雨の激しい名古屋駅に着き、止まっていた新幹線に飛び乗って、またもや、自由席車両に移動。
なんか、綱渡り状態でほうほうのていで京都駅から帰宅したのであった。
翌日8日は特急しなのも通常運転だったので、なんのこっちゃら?だったが、北陸線のサンダーバードは全休だったから、まあ、私の判断もそれほど悪いわけでもなかったのね。
もう、お天気の悪い山旅は心臓にも悪いです。
最後の1人、にやけ氏さんは翌日飛行機が欠航するかどうかギリギリまで気を揉んだものの、予定の飛行機で北海道に帰れた。
というわけで、今年も無事に登ってきました。というほどの山でもなかろうが。
唐松岳 

唐松岳3

2017-08-18 15:17:19 | 山の旅

8/6 朝から曇りで視界が悪い。
ご来光も見えなさそうなので、ゆっくり朝寝。
この日は下山するだけなので、朝食も遅番の6時15分からだった。

窓の外に遠くの山頂が見え、いつ雲に隠れてしまうかしれないので、急いで朝食済ませて外にダッシュ。
外履き用のサンダルもたくさんあるので便利です。


左から立山、真砂岳、別山。
右手の険しい山容が剱岳。


唐松岳もくっきり。
右手がⅢ峰Ⅱ峰、不帰嶮(かえらずのけん)から白馬槍ヶ岳へ


うまく手のひらに乗らず



夜露か雨のしずくをまとったコマクサ


剱岳とコマクサ


ミヤマクワガタ、花の名前です


鳥の声がして「イワヒバリ」

朝写してたので、予定より10分遅れの7時10分に下山開始。
土曜日泊にもかかわらず、唐松岳頂上山荘はそんなに混雑していた感はない。
受付の前のロビーには布団が山積みされていたが、使用していなかったようだ。
山小屋の満員部屋がイヤなので、私らは5月の受付開始時に南館の個室を予約しておいたから、南館専用のトイレや洗面所も空いていてゆっくりできた。
夕食朝食時のお茶はいくらでも飲めるが、飲み水はペットボトルで販売300円。
洗面所の水(雨水?雪解け水?)は飲めないというか、歯磨きのときの口ゆすぎ水も500ml、80円で販売されている。
前日に水は余分にザックに入れて上がったので、この日は3人で2本の水だけ購入した。

霧が湧いてきて今にも降りそう
チングルマの間にツガザクラ


雨にぬれると透き通る「サンカヨウ」


晴れそうで隠れる白馬槍ヶ岳


ミネウスユキソウ?


下山時も曇りな八方池

釣鐘が可愛いハクサンシャジン


ベニヒカゲ


何じゃこれ!?手のひら大のヤマナメクジ
ダイモンジソウ


第一ケルンは人の顔に見える!

八方池からは大勢の観光客と行き交いながら、こんなに長かった?の木道を黙々と。


唐松岳山荘から下り3時間半かかって、リフト乗り場に到着。

楽々下山


黒菱平でかき氷、冷た過ぎて半分も食べられず


下界に近づくとどんどん晴れ

ゴンドラの八方駅からすぐ近くの「川魚料理こいや」でお蕎麦でも食べよう。
メニューを見たらうな丼食べたい!と私、うな丼4つととそば2つを注文した。
まずはビイル。

注文後に焼き始めるので待つこと30分。ふわふわうな丼。

うな丼とざるそばを同時に配食されるように頼んだ

たっぷりの浅漬けがバリバリ美味しい!

前後逆になったが、このあと、日帰り温泉の「郷の湯」で汗を流す。
ゴンドラの半券を見せたら100円引きに。
白馬八方バスターミナルから白馬五竜行きのバスで移動。
八方に比べると五竜周辺は閑散として、泊まる人居るんか?な気配。

散歩のときのマンホール

「ホテルステラベル」は別棟にでっかい味噌樽風呂がある。
階段を登って入ります。
風呂桶は上げ底になっていて、お腹の辺りしかないが、熱くて長く湯船に浸かってられない。


ワインとリンゴジュースで乾杯





夕食時から夜半、稲光とともに激しい雷雨が吹き荒れた。
台風5号が迷走中で、明日はどうなるんだろう。
とりあえず、朝の天気と台風状況を見てから決めよう。
唐松岳 

唐松岳2

2017-08-15 14:47:24 | 山の旅

ミヤマダイコンソウ


8/5 晴れ間も出てまずまずのお天気。
R玉くんが朝早ようからコンビニまで登山昼食のパンなど買いに行ってくれた。 


朝食は和食であるが、ヨーグルトやサラダが自由に


宿「山の郷ホテルひふみ」から15分くらい歩いて、八方駅ゴンドラ乗り場へ。


ゴンドラとリフト2台を乗り継いで、イッキに千メートル上がる。


山の上のほうは雲行きが怪しい。


リフトの下のスキー場はお花畑


八方池山荘から唐松岳に向かって登って行く。
途中の八方池までは観光コースになっているので、軽装の家族連れやカップルも大勢。
昔、息子が小さかった頃、家族旅行で来て以来だ。

 


振返っても、霧で展望が効かない


歩きやすい木道の際にはいろいろな高山植物が咲いている。
天気が悪くても、一眼レフで花の写真を撮れるので気分は上々。


トモエシオガマとウメバチソウ


他にハクサンチドリ、タカネナデシコ、シモツケソウ、オトギリソウ、マツムシソウ、ウツボグサ、ハクサンシャジン、ウスユキソウ、ヨツバシオガマ、オゼヌマタイゲ、ハクサンフウロなど。

 


第2ケルン


後ろの山を越えたら八方池。
八方尾根にはケルンがいっぱいある。
登り始めて45分たっても歩き慣れず、足取りもザックも重い。
ザック降ろして再び担ぎ上げるときの重さといったら。

 

 


八方池到着。
霧で白馬八方の池映りは全くなし。
ここで、他の3人はそのまま登っていったけれど、私は池のほうに行きたくて勝手に下りてひと回りした。
ホントは単独行動はアカンねんけど。



池のほとりのクガイソウが満開


みんなはどこに行ってしまったかと、ちょっと不安になり、カメラ望遠で登山道を撮って、拡大で見てみたら、だいぶ先のほうを歩くにやけ氏発見。
急いであとを追うのであった。


↑みんなは池の上の道を歩いて行った。


八方池から先は本格的登山道となり、唐松岳方面に登る人だけになって、ぐっと人影が減る。
岩だらけの道からダケカンバ林に入り、ようやくみんなに追いつけた。

 


ウルップソウがあちこちに

 


ブナ?の大木

 


サンカヨウ!

 


ハイマツの向こうに丸山


大きな扇雪渓で休憩


標高が上がるとチングルマも満開


花崗岩が点在するここのお花畑はとてもきれいだった。

 


丸山ケルン。先端の石は落ちないの?

 


ときどき、霧が晴れて五竜岳方面がうっすら見えたり。
写真撮りながらで、いつのまにかR玉くんと2人になっていた。


登山道でいちばん難所っぽかった場所。
たいしたことないけど、ゆっくりを前進したものの、あとの2人が居ない。
怖がりのMちゃんはどこに行った?どこかで追い越してしまったのかも。
R玉くんが心配して、荷物を置いて今来た道を探しに行った。


カメラで先の登山列の中にMちゃんの後ろ姿発見して戻ってきたR玉くんと再出発。
イチデジだと双眼鏡代わりにカメラ画像役に立ちました。
ちなみに携帯電話は場所によって繋がったりつながらなかったりするので当てにはできない。

 


イワギキョウ

 


廻り込んだらいきなり唐松岳頂上山荘2620mが目の前に。
リフトを降りてから標高差800m、4時間半かかった。
お疲れさん、乾杯。
部屋に荷物を置いて、唐松岳にアタック!
というほどのこともないが200mほど登る。







周辺は高山植物の女王のコマクサ群落

 


振返って

 


眼下に唐松岳頂上山荘


こういう景色を見ると、ああ、しんどい目ぇしても山に登って来てよかったなぁと思う。


唐松岳2696m

 



小屋に戻っても、夕食までヒマなので

イワツメクサ
周辺をひとり散歩

斜面にハクサンイチゲ、シナノキンバイ



岩場の隙間にミヤマダイコンソウ


夕食は素朴ながら味は美味しかった。


唐松岳 


唐松岳1栂池自然園

2017-08-13 21:13:14 | 山の旅

3日ぶりに恐る恐るPCを起動。
長時間使っていると動きが鈍くなるような気がするが、山旅アップします。

2017/8/4~7 唐松岳 

毎年恒例の山旅、1日目は白馬栂池公園で3人待ち合わせ。
今回も10日前から天気予報を見つつ、台風5号の迷走もあってとても気がもめた。
京都から新幹線、特急「しなの」を乗り継いで、白馬駅に11:53到着。

山のほうは雲がかかっているが、晴れ間が出て暑いのなんの。
さわやか高原の風情ゼロ。
 
白馬駅前で麦茶と冷やしきゅうりでお接待。
栂池公園行きのバスがやってきたと思ったら、窓からなんか手を振ってる。
東京組の2人が長野から同じバスに乗り込んでいた。
1年ぶりのR玉くんとがっちり握手。

30分ほどで栂池公園で下車。
ザックはロッカーに入れ、小さいナップザックで、ゴンドラ20分。
750mをいっきに上がると標高1829m…
涼しい!というほどでもなく、なんか曇っていてもわっと湿度が高い。


昼食代わりの「おやき」


2011年の白馬岳登山のときに通過したが、栂池自然園に入るのは初めてなので期待していたが、曇っていて山の展望が効かず、残念だった。
しかし、花を撮るには薄曇りのほうが最適で、今回はEOSkissX7に新しいSIGMAズームレンズを付けて持ってきたので、カメラが楽しめた。



園内は木道が敷かれて歩きやすい

コロコロと可愛いクルマユリ


ワタスゲ満開

ホントに綿そっくり



ワタスゲ湿原


自然園の奥の奥の展望台までは2.8km、深く考えもせず、どんどん進んでしまおう。
この辺りから山道坂道になり、「その靴で大丈夫?!」という看板が出ていた。
3人ともトレッキングシューズに履き替えてなくて、私はスニーカー、Mちゃんはサンダル!

奥の展望台付近は人っ子ひとり出会わず、少し心細く、クマ情報もあるようで、小さい鈴を揺らしながら駆け巡った。



ニッコウキスゲもまだ咲いている

浮島湿原

小蓮華山から白馬乗鞍岳が見えた。
だいぶ登って新鮮なチングルマ。

最終ゴンドラは17:20なんだけど、15時半回ってるし、出口まで戻れるやろか?
不安感もくもく。林の中を脱兎のごとく。
園内マップを見ても、方向がわからず、R玉くんにナビ頼み。


入口まであんなに遠い!

出口まで2.9km!



それでもワタスゲ湿原でしつこくカメラ

キヌガサソウがいっぱい

風穴に残雪があり、寒暖計7度。



白馬岳登山のときに縦走した小蓮華山から白馬乗鞍岳の稜線



戻ってきました!もう大丈夫。
観光客もチラホラ。

少しだけ白馬岳方面が見えた。

結局、奥までのコースは3時間半~4時間かかるところ、駆けるように2時間半で一周、汗だくの足ガクガクになった。
唐松岳登りのウォーミングにしてはハード過ぎ。
で、最終ゴンドラ1本前の17時に乗って、やれやれと下界に下り、白馬八方の宿までバスに乗り換えようとしたら…
ううっ、バスは16時台でおしまい。
ゴンドラから降りた他の人は観光バスや自家用車で行ってしまうのであった。
さて、どうする?
バス停の時刻表示の下にタクシーご用命案内番号が書いてあるので、しゃあない、とりあえず携帯で電話してみた。
幸いに「15分で栂池公園バス停まで行きます、お名前は?」などと聞き取れたのでホッ!
電話が使えるとホントにありがたい。
やってきたタクシーの運転手さんは元社会福祉協議会にお勤めだったそうで、簡単な手話ができて、とても親切な方でした。
15分ほどで白馬八方「山の郷ホテルひふみ」に到着。

ここで北海道からのにやけ氏さんと合流。
八方バス停のコンビニまで明日の水ペットボトルやパンを買い出しに行ったり、温泉に浸かって、やっと、乾杯。



小ぶりながら日本海直送の「アカラ」メバルの仲間、美味。









栂池公園で買ってくれた地酒「栂の森」

和風創作のお食事がとっても美味しく、スタッフさんも親切で満点の宿でした。

唐松岳 

常念・燕岳(5)

2016-08-21 18:12:47 | 山の旅

8/9 名残りの槍ヶ岳

 


皆さん、もっと早いのか、二番手5:15の朝食はゆとり

 


燕岳は昨日に登頂しておいたので、下山時間に余裕ありで、モーニングコーヒーを。
今日も快晴の燕山荘を7時に出発。
今回の山旅はお天気に恵まれて、一度も雨具など要らなかった。
このあとお盆頃はまた雨が続いたりしたようなので、良い時期に登れてラッキーだった。
麓の登山口の中房温泉まで標高差1260m、ひたすら下る下る。
登ってくるのは子連れファミリーや若者グループ、高年者登山ツアーなど、すれ違うときもしんどそうで気の毒になる。
道に変化がないし、渓流もなく、とにかく急登なので、気持ちも体も休まるときがない。
常念岳方面から登ってきて正解だった。

 

かなり、下りたと思うのに、まだ残り2/3もある。


合戦小屋でいざ合戦!

 


名物の冷やし西瓜を4人で分けた。大汗の登りだとさぞかし美味しいだろうね。

 


このあたりで私とにやけ氏はさらに遅れる。
こけないように滑らないように、両手のストック頼りにゆっくり一歩ずつ下っていった。
コースタイム2時間50分を5時間近くかけて、12時に登山口の中房温泉に下山。


中房温泉の立ち寄り湯は掛け流しの露天風呂が本当に気持ちよかった。
3日分の汗を流したあとは


またまたビイルにスプライト、温泉蒸卵

 


月見山菜そば、下足箱鍵は「ふ」に「く」ご利益ありますように


バスで穂高駅まで出て、松本行きの電車まで1時間ほどあるので、再び「ひつじ屋」で西瓜ジュース。 


ここでのんびりしていたら、突然、にやけ氏が「何回か松本に来てるのに、ろくに観光していない。旧制松本高校が見たい」と言い出して、じゃ、電車待ってないで、さっさとタクシーで行こう!


旧制松本高校資料館などがある「あがたの森」


夕食は松本駅前の「卯屋(うさぎや)」で信州美味いモノいろいろ。


りんごジュースでなくブドウジュースを

 


馬刺し

 


地物野菜いろいろ

 


ムムムッの珍味、蜂の子、イナゴ、ザザムシ、お蚕

 


締めのけとばしラーメン


満腹満足して松本で解散。
「イルカ岩」を見て「ひつじ屋」で西瓜ジュース飲んで、「卯屋」で美味しいもん食べて飲んで「カエルのイヤやー!」って誰か叫んでた。
今年も元気いっぱいもらえて楽しい山旅であった。
また、日常生活がんばろう。
(1) (2) (3) (4) (5)


常念・燕岳(4)

2016-08-19 15:50:18 | 山の旅

燕岳展望台 2685m

8/8 常念から燕岳へ後半


表銀座コース槍ヶ岳への分岐点を過ぎて

ここからこのコースパノラマ銀座コース唯一のはしご鎖場の道を行く。
スリルはあるけど、ほとんど怖くはない。

ここを行きまっす



「撮ってくれい」ポーズのにやけ氏と、ちょろいのR玉くん


コマクサが点々と咲いている砂礫場


この辺りはハイキング道


R玉渾身の1枚


燕岳はまだ向こうの向こう


振り返って槍ヶ岳


8月のお花畑はちょっと寂しい感じ

切通し岩、為衛門吊岩、大下りの頭(狭いてっぺんで座って休憩した)、蛙岩などの名前の付いたところを通って行くが、どれがどこだったんやら…

だれの槍ヶ岳がいちばん高い?
写真を撮ってあげたカップルのしぐさを真似してハイポーズ!




遠くに遠くに燕山荘が見えた!ズームアップ↓

そして、ハイマツの緑と花崗岩の白のコントラストが素晴らしい燕岳!



コマクサ群落で有名な燕岳の砂礫帯


午後2時、コースタイム7時間10分のところ、延々と8時間半歩いて燕山荘にたどり着いた

一足早く到着した2人が山小屋宿泊手続きをして、案内スタッフの説明を聞くが、超満員のロビーで他のグループの説明の声や談笑にかき消されて全く聴き取れない。
おまけに、個室予約していたはずが、ふつうにカイコ部屋へ案内され、再度受付に訊いてもらって、ようやく静かな個室へ移動した。
フーッ、つ、つ、つかれたぁ。
日本の山小屋人気ナンバーワンの燕山荘は週末でもないのに、さすがに大々混雑。
お土産物のオリジナルTシャツとかカラフルに並んでいたが、あまりにの人の多さに閉口気味。
交代制の夕食は二番手の5:45なので、まだ、3時間あるし、3人で明朝登頂予定の燕岳に登ってしまおうよと決めたところで、へたばっているにやけ氏がむくりと起き出して行く!と。
まだもうちょっと休憩してからでもええかと思ったが、氏の気の変わらんうちに行ってしまおうって、あわててナップザックに水とカメラと入れて出発。
山小屋から往復1時間ちょっとであるが、山の上にお砂場?というくらいにザラザラと歩きにくい砂地の登山道。

振り返って燕山荘とテント場


ミヤマコゴメグサ


2763m、頂上は狭いです

自然に作られた花崗岩のオブジェが特異の燕岳の風景は一見の価値があり、やっぱり来て良かった。
六甲山ロックガーデンにも似たようなのがある。


メガネ岩の前でメガネ!



ブロッケン現象的なものもチラッと見えた。

混雑の山小屋よりは1人テントのほうがゆっくりするだろうけど、荷物は倍担がないといけない。
カメラを取り出すのも億劫で立ち止まると遅れるし、なかなか花の写真も撮れなかったが、この日、見かけた高山植物など。

トウヤクリンドウとクロトウヒレン

コマクサ

ハクサンフウロとシナノオトギリ
トリカブトとサラシナショウマ


ヤマハハコ

花など撮りながらひとりゆっくり下りてきたら、3人はすでに小屋前の展望台で乾杯。あわててりんごジュース追加して再乾杯。

展望台の足下にはお花畑、ここがいちばんきれいだった。


今夜もハンバーグ、でも、いろいろとおかずはあるので好き嫌いさえなかったら充分。
食事のあとはオーナーの山の話とホルン演奏があったけど、例によって半端耳ではよくわからなかった。
午後8時、早々と2人寝入ってしまったので、「しかたないねぇ、もう寝よか」とR玉くんと顔を見合わせて消灯。
(1) (2) (3) (4) (5)

常念・燕岳(3)

2016-08-17 19:53:45 | 山の旅

チシマギキョウ

8/8 晴 常念小屋から燕岳への縦走の日。

標準コースタイム7時間半という長丁場である。
朝いちばんにスタートしないと到着がいつになるやらで、早出早着をしっかり守る。
にやけ氏も元気回復、4時半に朝食して、出発準備のため、ご来光は見にいかずに、5時半に出発した。
前夜、ロキソニンを飲んでおいたからか、幸いにも筋肉痛はなく、足運びは軽い。

一昨年に訪れた日と4日しか変わらんのに、今年は雪が少ないのか、山肌にはほとんど残雪がない。
雪が残っていると彩りが良くて山岳美なんですが。

テント場


まずは横通岳を登ってまいていく。ハイマツの道は虫が多かった 
早朝なのですれ違う登山者も、登って行く人もほとんど居なくて、自分ペースで歩けるし快適。

富士山


穂高連峰、左いちばん奥に遠くかずむ山はなんだろう?


振り返って、小さくなった赤い常念小屋と堂々とした常念岳



2ヶ所ほど、岩石ゴロゴロして冷や汗緊張の斜面があったが、全体的には山陰になって日差しが当たらず歩きやすい道が続く。

↓振り返って、横通岳と常念岳。よく歩いて来たもんだ

短いアップダウンを繰り返し

出発から2時間半、まだまだ余裕の元気。

左手にずっと槍ヶ岳を見ながら歩くので、槍の先の小鑓が見えるようになった
♪アルプス一万尺小槍の上でアルペン踊りをさあ踊りましょ♪

大天井岳方面に左にカーブして登って行くので槍ヶ岳ほぼ正面に

大天荘小屋まで500m、ようやく人工物の山小屋が見えてきた

写真が全くないが、9時過ぎに大天荘到着、大休憩とトイレ(めちゃきれいなトイレだった)
目的地までまだ半分足らずだから、すぐそばの大天井岳も登らずに、出発。
今回のコースで一番高い標高2922m、頂上まで往復しても30分ほどだから、手ぶらで登ればよかった。
ま、そのときはそんな余裕は全くなかったから、ただただ燕岳を目指して歩くしか頭にないわけで。

(1) (2) (3) (4) (5)

常念・燕岳(2)

2016-08-15 16:27:34 | 山の旅

2016/8/6~9  常念小屋からの展望

8/7 ホテルのレストランから常念岳が見え、うーん、けっこう高い遠い。登るのイヤ(笑)
6:50朝ごはんはしっかり摂る。オムレツ、温泉卵、だし巻玉子、大好きな卵は3種類。

前日にホテルにタクシーの手配をお願いしておいたが、満車らしく、ホテルのマイクロバスで一の沢登山口(標高1300m)まで送っていただいた。
山岳リゾートホテルだけど、本当にいろいろお世話になりました。

朝8時登山開始。
常念小屋まで標高差1200m弱を自分の足で登らないと。生駒山の2倍である。
一昨年こちらにベテランの人と6人で登った同じコースなので、ま、大丈夫かとは思うけど、2つ年を取り、メンバーは素人ばっかりで。
登山中はしんどくて写真もあんまり撮れなかった。
膝に不安材料を抱えたにやけ氏共々、ゆっくりボチボチ登っても、そのうち着くだろう。
重い水も行動食も歩荷役のR玉くんのザックへほおりこんで、ゆるゆると歩き始める。
追い越されるばかりで、抜かすことはない。

1時間に1度くらい休憩をはさみ、前日にスーパーで買ったハウスミカンを冷凍しておいたのが冷たくてうまっ!
しかし、溶けると、グチュグチュになって不味かった。
水音を聞きながら、沢沿いの登山道を行く。
透き通った沢をビチャビチャと水をはねて歩くと、足元がひんやりするような気がして気持ちがいい。
林間の木陰の道がほとんどだけど、林が途切れると直射がきつくて目が痛くなり、ずっとサングラスをかけていた。


胸突き八丁、ここからがキツイ登りになる


だいぶ登ってきて、視界が広がってきた



やっと常念岳が見えてきて2時半に常念小屋にゴールイン

コースタイム4時間半のところを6時間半もかかった。



足が痛くてほうほうの体で登ってきたにやけ氏。このあと部屋でしかめっ面でひっくり返っていた。

常念小屋、トウヤクリンドウ

小屋に荷物を置いて、まだまだ余力のある2人は常念岳に向かってさらに400mを登って行った。
私もあとから付いていったが、浮石だらけの岩ゴロゴロ道は厳しくて、ほどなくリタイア。
一昨年は、こんな道をザックを背負ってよくも駆け上って行ったもんだ。

私はこの辺で引き返して、花など撮っていた


結局、常念岳山頂はガスがかかって寒くなり、R玉くんもあと少しというところで引き返したらしい。

3人はビイル、1人はりんごジュースでなんとか登頂乾杯

夕食後、外のベンチで夕焼け鑑賞。この時にブヨに咬まれて5日間真っ赤に腫れた。

凹んだところが大キレット、左側は北穂高岳

一昨年は土曜日泊ということで、6畳間に12人詰め込まれたが、今回は6畳間6人。
夕食前になっても追加の登山客が来ないので受付に聞きにいったら、結局、もう宿泊はなくて私ら4人の個室状態、余裕のお布団でゆっくり眠れた。
土曜日を外したら、常念小屋もだいたい1畳1人確保できるとスタッフさんが言っていた。
8時頃に外に出てみたら、満天の星。天の川がきれいに見えた。
明日になっても、へばったにやけ氏が復活しなかったらどうしよう?と不安のまま9時に消灯。

(1) (2) (3) (4) (5)

常念~燕岳(1)

2016-08-13 21:23:42 | 山の旅

碌山美術館

2016/8/6~9
毎年恒例の人工内耳仲間4人の山旅。
経験もろくになし、高齢者(わたくし)も混じるためハードな登山はできないが、燕(つばくろ)岳なら登れるかな…と計画した。
燕岳ひとつだけではもったいない、せっかくだから常念岳まで縦走しよう!なんて言い出したのは誰や?(わたくしではありません)
あとから地図を見たら、常念と燕ってすごい離れてる!
日程の関係で、初めの予定と逆回りになったが、結果的にはこのほうがよかった。
出発前は不安と億劫でテンション下がりっぱなしだけど、しゃあないし。
メンバーは北海道、埼玉、神奈川、大阪から集まるので6日の午後に穂高駅で集合。
私は名古屋で駅弁を買って特急しなので昼食。ふつうのちらしずし。
とりあえず、早着き3人で穂高駅近辺を観光しようと、駅前の「ひつじ屋」さんでレンタサイクルを調達。

信州といえども、夏真っ盛りの35度、冷たいものを飲みながらサイクリングコースを相談する。
めちゃうまっ!のスイカジュース。土肥農園の土西瓜(どすいか)で作っているそう。
R玉くんは桃ジュースをチョイスしたので、うらやましそうだった。

大きい荷物はお店で預かってもらい、水、タオル、カメラ、傘などをナップザックへ。
前々日は松本で豪雨があったらしいが、安曇野はずっと雨は降ってないということだったが、念のため雨具も入れておいた。
先達は私、お店でわさび園への道を確認したはずなのに、どうも間違ってるような。
通りすがりのおじさんに訊ねたら、いきなり、逆方向に走ってしまっていた。
もう、自信ない!先頭はR玉くんにバトンタッチ。

風が気持ちいい田んぼの中の一本道まで来たらもう迷わない。


2度目の大王わさび園、水はさやかに、観光客もぞろぞろ。

園内は風が通らず、暑い暑い。
わさび畑を流れる水はさすがに冷たく、足湯ならぬ足冷で束の間汗が引っ込んだ。

きつい日差しを避けるためわさび畑には黒い寒冷紗がかけてある。
ひつじ屋さんでもらったクーポンでわさびソフトクリーム60円引き。
しかし、なんで、辛くないの?
子どもはふつうのソフトクリームでいいんやし、もっと大人の味と香りのソフトクリームにしてほしい。
これじゃ、ただの薄緑なだけやん。

東光寺の仁王様の下駄。下駄の上に登って履いてみた。「どうぞ無事に山登りできますように」
踏切を渡って、碌山美術館へ。
高村光太郎の彫刻(十和田湖畔の乙女の像の習作など)や詩作がいろいろあって、見応えがあった。


最後にスーパーで明日の登山に備えての果物、パン、ポカリスエットなどを購入。
重たいものはぜーんぶ、力持ちのR玉くんにお任せの私とMちゃん。
穂高駅に戻り、17:45にホテルの送迎バスが来たのに、残り1名にやけ氏が来ない。
メールしたら、今、タクシーで向かってると。
新千歳からの飛行機発着が遅れたのが響いてギリギリオーバーでやっと、全員そろってGO!
「ホテルアンビエント安曇野」は5月のりんご園オーナー開園式に泊ったホテルである。
勝手知ったる館内は動き良く、温泉に浸かって、夕食レストランへ。

奮発してフレンチフルコース
私は信州りんごジュース、3人は信州ワイン


水色のシャーベットはレモンを絞ってグリグリかきまぜるとピンク色に~
「♪ぼんさん、酒(酸)飲んで、赤くなる♪」ですね。
初めに皆、耳が聴こえにくいのでと言ったら、ゆっくりはっきりとメニューの説明をしてくれ、途中からはイラスト入りの手書きのメモまで持ってきてくれて感激。
うちらの山の会が今年で10年になりますと言ったら、最後のデザートでサプライズ。
本当にうれしかったです。
お味ももちろんgood!
こんなところで美味しいもん食べられるとは思ってなかったので、がんばって登らなくっちゃ。

(2)