『ウオ~ッ!』ーーー『ウオ~ッ!』ーーーー『ウオ~ッ!』
間をおいて、あちこちから喊声らしい声があがり始めた。
アエネアスは、壇上から、じい~っと会場を見つめている。時が停まった。会場が沸きあがった。バラバラであった喊声がひとつにまとまった。会場が大喊声で沸いた。
『ワオ~ッ!』『ワオ~ッ』『ワオ~ッ!』
大岩を割り砕くのではないかと思われるくらいに喊声がどよもした。
アエネアスは、壇上にあって、空を仰ぎ、航海の安全と願望達成を太陽に祈り上げた。
しばしの間、喊声はなりやまなかった。
壇上のアエネアスがイリオネスに変わった。
『一同、統領の言葉を聴いたな。しかと聞いたな』
イリオネスは、反応を待った。一同は答えた。彼らは大喊声をあげた。彼は、会場に集まった者たちの心情を、この大喊声で理解した。彼は、話を続けるべく会場を見回した。
『では、船出に関しての日程について伝える、明日から三日で出航の準備を整える。いいな。そして、船出のときを待つ。
、船出にいい風が起きるのを待つ、いいな』
ここで言葉を切って一息入れた。
『次はとても大事なことを言う。この地を離れるについてだが、一同の中で、ここに残りたい、そう望む者もいると思う。その者は、明後日までに、この俺か、オキテスまで申し出ること、いいな。なお、市民である人、女性、子供たちの場合は、オロンテスまで申し出てほしい。また、相談事がある場合は、この俺に話をしてくれ。一同っ、判ったな』
イリオネスは、ここまで言って一息ついた。
間をおいて、あちこちから喊声らしい声があがり始めた。
アエネアスは、壇上から、じい~っと会場を見つめている。時が停まった。会場が沸きあがった。バラバラであった喊声がひとつにまとまった。会場が大喊声で沸いた。
『ワオ~ッ!』『ワオ~ッ』『ワオ~ッ!』
大岩を割り砕くのではないかと思われるくらいに喊声がどよもした。
アエネアスは、壇上にあって、空を仰ぎ、航海の安全と願望達成を太陽に祈り上げた。
しばしの間、喊声はなりやまなかった。
壇上のアエネアスがイリオネスに変わった。
『一同、統領の言葉を聴いたな。しかと聞いたな』
イリオネスは、反応を待った。一同は答えた。彼らは大喊声をあげた。彼は、会場に集まった者たちの心情を、この大喊声で理解した。彼は、話を続けるべく会場を見回した。
『では、船出に関しての日程について伝える、明日から三日で出航の準備を整える。いいな。そして、船出のときを待つ。
、船出にいい風が起きるのを待つ、いいな』
ここで言葉を切って一息入れた。
『次はとても大事なことを言う。この地を離れるについてだが、一同の中で、ここに残りたい、そう望む者もいると思う。その者は、明後日までに、この俺か、オキテスまで申し出ること、いいな。なお、市民である人、女性、子供たちの場合は、オロンテスまで申し出てほしい。また、相談事がある場合は、この俺に話をしてくれ。一同っ、判ったな』
イリオネスは、ここまで言って一息ついた。
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