日守麟伍の和歌(うた)日記 Ringo Himori's Diary of Japanese Poetry

大和言葉の言霊の響きを求めて Quest for the sonancy of Japanese word

朧夜の満月

2013年04月29日 | 日記
 先日、二日続けて夜9時ころに帰宅すると、同じような春の薄曇りの東の空に、満月がぼんやりと浮かんでいました。月は雲に溶け入って、すりガラス越しのように霞んで膨らみ、濃淡の暈が、空一面に、いぶし銀のように滲んでいました。

まどかなる 月おぼろ夜に 溶け入りて 際なくにじむ しろかねの暈

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