きまぐれ日記

高知県室戸市の地域情報と写真などの趣味の話。時々エッセイ風に。

原宿スーパーよさこい開幕

2007年08月25日 09時41分16秒 | よさこい
今日から、『原宿スーパーよさこい』が開幕です。今や、全国津々浦々で、『よさこい』と名のつく祭りは数多くあります。

もちろん、よさこい祭りの発祥の地は高知ですが、全国的には、『よさこいソーラン』のほうが知名度が高くて、よさこいといえば、『よさこいソーラン』だというイメージを持つ方が多くいるようです。説明するまでもなく、高知のよさこい祭りと、北海道のよさこいソーランは別物です。

よさこいソーランは、営利目的のダンスパフォーマンス的要素が多いようです。祭り、すなわち、文化にはなっていないような、ようするに、イベント的なものがよさこいソーランだと解釈していいのではないかと思います。

全国的には、ソーラン系のイベント系(ダンス・ショー)の祭りが多いと思います。『よさこい鳴子踊り』を見て、これは、若者中心のダンスパフォーマンスだと、短絡的に理解してしまった県外の方が多いのではないかと思われます。

単純に、よさこいとは、激しい踊りをする若者のためのダンスパフォーマンスだという認識で、日本各地でよさこい系の祭り(イベント)が行われているのではないかと思います。若者のためだけのダンスパフォーマンスは、祭り(文化)ではありません。

高知のよさこい鳴子踊りは、最初から若者中心の踊りではなくて、全く逆で、言うなれば、高齢者中心の盆踊りのようなものだったわけで、現在のように若者が多く参加するようになったのは、そんなに、昔のことではありません。

よさこい鳴子踊りが海外で披露されることになった時に、外国の方の受けを狙って、初めて、サンバ調にアレンジされて、それ以降少しずつ、正調のリズムから、いろいろな曲調にアレンジされるようになって、それに伴って、衣装も変化し、現在も変化し続けているのが高知のよさこい祭りです。

『高知の城下へきてみいゃ、じんまもばんばもよう踊る、鳴子両手によう踊る』という、よさこい節の歌詞にもあるように、高知のよさこいは祭りでは、よちよち歩きの幼児から、じんまとばんば(おじいちゃんとおばあちゃん)までが踊っています。これが高知のよさこい祭り、すなわち、文化です。

こんまい子(幼児)や、じんまとばんばが鳴子踊りを踊らなくなったら、それはもはや、高知のよさこい祭りではありません。よさこい祭りの心というものを理解したうえで、全国のよさこい系の祭りに参加する方は、鳴子踊りを踊って欲しいものです。




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ジャズコァフライブルグコンサート 
日時 2007年9月1日(土) 
会場 室戸市保健福祉センターやすらぎ夢ひろば 
18:00会場、18:30開演 全席 自由

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