そうなんだ。

外国語で知ったこと。

終わり   フランス語

2011-11-11 13:00:00 | 旅行
日本のタクシーは自動でドアを開閉する為、外国でタクシーに
乗ると戸惑うというのは、よく耳にします。

私もみち子さんと若い頃パリでやっちゃいました。
乗る時は自分で開けて乗りました。 目的地に到着して、支払って、
お釣りをもらって・・・。 ドアを開けて降りればいいのですが、
ドアが開くのを待ってしまったんですねぇ。
と、いうよりドアを開かないのは、まだ用が済んでいないのだと・・・。

黒人の運転手さん、前を向いて、なにやら用紙に書きつけているんです。
私たち後部席から、二人で前のめりになってそれをじっと見ていました。
“早く降ろしてくれないかなぁ。” と。

運転手さん、バンッとペンを置き、外人がよくやる肩をすくめて
手のひらを返す “はぁ?” のポーズで、
振り向きざま、「セフィニ?」 と高めの声で言いました。

「C’est fini?」(セ フィニ)・・・終わりでしょ?

はっと気が付き、“メルスィー、メルスィー” 言いながら、
自分でドアを開けてあたふたと降りました。
勿論、降りた後、閉めるのも忘れずに。

このフレーズ、以降しっかり記憶に留まっています。

因みに、フランス映画の最後に出てく文字 「Fin」(フォァン)は
“終わり” という名詞形です。

習慣とは恐ろしいものです。
たまに外出先のトイレで、蛇口の下に手を差し入れて、待つことがあります。
水が出てこないときは、「あら、いけない。」 と蛇口を押すかひねるかしています。
コメント
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