そうなんだ。

外国語で知ったこと。

キモい展  英語

2019-07-31 10:04:49 | 語学

何十年かぶりに、英和辞典を新調しました。
言葉は生きもので、日々新たな言い回しが誕生しているのは、日本語だけではありません。

きっかけは、 "若い英国人男性英会話講師” がアップしたインスタで、
そこに添えられた、英語の説明書きを辞書で確認したことからです。

彼は、東京スカイツリータウンのソラマチで開催されていた 「ソラマチ キモい展」に行ったようです。 
アップされた写真は6枚で、スワイプするごとにキモ~くなっていました。
ゴキブリタワー「a cockroach tower」(コックローチタワー)や透明のケースを埋め尽くす大量の幼虫「worm」(ワーム)。
この幼虫にいたっては、ご丁寧に動画が載せられていて、モゾモゾ動いているんです。
キモチ悪すぎる!!

見て不快に思われる方もいるでしょうから、ブログ上にスクリーンショットを載せません。
興味ある方は、「ソラマチ キモい展」で検索すると出てきます。

英国人講師は、この ”キモい展” を 「gross exhibition」(グロス エキシビション)と紹介していました。

「gross」(グロス)・・・気持ち悪い・下品な・ひどく太った・ひどい・全体の

それまで使っていた英和辞典のいくつかある和訳の中に、 ”気持ち悪い” はありませんでした。
そこで、 ”気持ち悪い” の和訳が載っていた最新版の英和辞典の購入に踏み切ったのです。




学生の頃から英和辞典は研究社を使っているので、今回も同じ出版社の同じ辞典を選びました。
所持していた ”第5版” の本体価格に比べて、100円しか値上げされていませんでした。

新しい辞典は気持ちいいですね。 
気が引き締まって、ピカピカの新入生の気分が味わえます。

ボロボロになるほどは、使わないでしょうけれど・・・。

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deal (ディール)  英語

2019-07-28 14:27:32 | テレビドラマ


「LOST」は、2004年~2010年まで、アメリカで放映されたテレビドラマです。
数々の賞を受賞し、社会現象にもなったそうです。
シドニー発ロサンゼルス行きオーシャニック815便のボーイング777-200型機が南太平洋の島に墜落した場面から、ストーリーは始まります。
シーズン1は25話。 1話だいたい45分。 
シーズン6まで話は続きますので、 かなりの見ごたえです。

上の文章は 6月30日の “そうなんだブログ” 「ちょっと聞いていいですか?」 のコピーです。
一か月かけてシーズン6まで見終わりました!
続き物のDVDは、見るのをやめられないという中毒性があるので危険です。 
見終わって、ホッとしているところです。 
ようやく、物語の登場人物だけでなく、私も落ち着いた生活に戻れます。
ストーリーは全く予測のできない展開でした。 
サバイバル物語だと思って見始めたら、SF性あり、オカルト性ありで、しかも最後は泣けました。

日本語字幕で見ていたので、繰り返し耳から入る英語の言い回しは、覚えます。
今回、取り上げるのは (ディール) という言葉です。
この言葉は、トランプ大統領が頻繁に使う言葉とされ、 日本のニュース上の解説では
トランプ大統領の政治・外交のスタイルは全て “取引” であると伝えられました。

「deal」(ディール)・・・取引・契約

「LOST」の中で、この(ディール)という言葉は、会話中に頻繁に出てくるのですが
日本語字幕は 
「わかった」 「了解」 「いいわよ」 「オッケー」

A 「ジェームズは私に任せて。 サイードをお願い」
B 「Deal.」(ディール)・・・了解

C 「キスしてくれたら、教えてもいいぜ」
D 「Deal.」(ディール)・・・いいわよ

あなたが○○してくれるなら、私は××するわよ。 等の提案に対する答えは全て
「Deal.」 と、返事をしていました。

アメリカでは、トランプ大統領だけでなく、皆が日常「ディール」と返事をしています。
さすが、取引の国です。

我が家でも使ってみようかしら
夫 「カレイ買ってくるから、煮魚やってよ」
私 「Deal.」・・・了解
こんな感じ・・・?

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一卵性・二卵性  英語

2019-07-24 13:44:28 | 英会話教室


日本語の単語を、そのまま英語にしても、まったく通じないことはよくあります。
今回は、双子を説明する単語がそうでした。

私が通う英会話教室の授業。
昨日は、久しぶりにテキストに沿ってのレッスンになりました。
まだ最初の方のユニットなので、 "家族の紹介” がタイトルです。
そのページに、 「twins」(トゥインズ)・双子の写真があったので質問しました。

私 「What do you say  一卵性 or  二卵性 in English ?」・・・英語で一卵性や二卵性はどう言うの?

若い英国人講師は、 眉を寄せて

英 「What ?」

(イチランセイ・ニランセイ) と、聞き取れてはいるものの、考えている様子。
そこで、日本語をそのまま英語にして言いました。

私 「One egg or two eggs」・・・一卵や二卵

言ったあとに、あまりの生々しさに自分で苦笑してしまいました。
他の生徒(お姉様方)も、顔を見合わせて苦笑い。
講師は、新発見をしたとばかりに日本語で

英 「ランハ、タマゴノコトデスカ」

日本語の表現の意味がわかったようです。

一卵性双生児と二卵性双生児の英単語は

「identical twins」(アイデンティカル トゥインズ)・・・一卵性双生児

「non-identical twins」(ノンナイデンティカル トゥインズ)・・・二卵性双生児

卵という単語は使われません。

「identical」(アイデンティカル)・・・全く同様の・等しい

日本語の単語としても使われる言葉に 「identity」(アイデンティティー)があります。
日本語訳は色々とあります。

「identity」(アイデンティティー)・・・同一であること・独自性・正体・身元

"同一である” という意味がベースなので、 自分は自分であるという意味になります。
派生して、 "自分は何だ” → "自分はこうだ”、 がアイデンティティーです。
"私のアイデンティティーはお世辞が言えないこと”
"私は探求心旺盛なアイデンティティーの持ち主だ”

本来の自分を、アイデンティティーーと言います。
アイデンティティーの確立、アイデンティティーを見失う。 
アイデンティティーの部分に ”本来の自分” (自分=自分)を当てはめれば、 わかりやすいでしょう。

身分証明書の "IDカード” は、 「identity card」(アイデンティティー カード)です。
これは、本人と同一であることを証明するカードと言う意味から、身分証明書になります。

さて、双子ちゃんの話に戻ります。
アイデンティカルという単語が持つ同一の意味も、 ここではDNA レベルなのでしょう。
しかし、卵という言葉を使うよりは、さらっとしていますね。

一卵性・二卵性・・・。
そのまま訳すと、苦笑されるので、気をつけましょう。

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ブイヤベース  フランス語

2019-07-22 16:40:39 | グルメ


OL時代は銀座・数寄屋橋の旅行会社に勤務していました。
当時のこの辺りは、銀座の中ではイケテナイ感じだったと記憶しています。

古めかしい数寄屋橋阪急百貨店があった場所に、現在はピカピカの東急プラザがそびえ立っています。
このビルを見上げると、阪急百貨店だけでなく、過去の情景も全く思い出すことができません。

昨日は、そのピカピカの東急プラザ10階にある、スペイン料理店 「ラ ボデカ」で食事をしました。 
高校時代の友人である、ワンコとゴンが一緒です。

この旅行会社にいた頃に、2度ほど添乗業務でスペインへ行きました。
それ以来、イタリア料理よりもスペイン料理の方が好きです。
特に海辺のレストランで食べたブイヤベースの味が忘れられません。

「ラ ボデガ」のメニューにも、ブイヤベースがあったので注文しました。


美味しかったです!
このスープが絶品で、個人的には白いご飯にかけて食べたかった。

ブイヤベースという単語は、もとはフランス語です。

「bouillabaisse」(ブゥィアベス)・・・ブイヤベース(魚介のスープ)

単語を分解すると 「bouill + abaisse」 。

「bouillir」(ブゥイル)・・・沸騰する・煮えたぎる /英語だと boil(ボイル)
「abaisser」(アベセ)・・・下げる・低くする /英語だと lower(ロウワァ)

どうやら、 
"沸騰したら火力を下げて”  鍋料理の作り方の基本がそのまま食べ物の名前になったようです。

こんな感じの魚のスープ料理は、どこでも、ブイヤベースで呼び方が定着しているようです。

せっかくですから、他の料理の写真もご覧ください。
スペインといえば、パエリア。
ブイヤベースで魚を味わうので、パエリアはイベリコ豚にしました。


写真の順番が逆ですが、最初はサラダ・白ワインのサングリア・オリーブ


最後は、お約束のケーキと紅茶で満腹になりました。

このお店は私にとっては2度目でしたが、3度目は "銀座の行きつけのスペインバル” と、人に紹介するでしょう。
ゴンはスペイン料理店に入ること自体が、初めてだったようですが
とても、気に入ったようです。
ワンコもモリモリ食べて、次回は 「アヒージョだ! 」と喜んでいました。

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黙れ と 静かに  英語

2019-07-17 10:10:06 | 英会話教室


表情、口調、声の大きさで、その人の発した言葉の受け取り方は違います。
字幕に頼った場合は、文字の持つ意味合いが強くなります。

先日の英会話教室で取り上げられた英単語は

「distract」(ディストラクト)・・・気が散る・気をまぎらす

若い英国人講師は例文をホワイトボードに書きました。

「Shut up!  You're so distracting.」(シャラップ! ユァソウディストラクティン)・・・黙れ! 気が散るよ

情景の想定は、自分がパズルに夢中になっている最中に、兄弟がうるさくアドバイスをしてくる場面だそうです。
講師は耳を両手でふさいで、頭を振るジェスチャーをしました。

かなり大人の女性である、私たち生徒を見回して
若い講師は、少々乱暴な表現だと感じたようです。
新たに、二文を追加しました。

「Please be quiet.  You're a little distracting.」(プリーズ ビクァィエッ ユァラリトゥ ディストラクティン)・・・お願い、静かにして。 ちょっと気が散るのよ。

「Please be quiet.  You're distracting me.」(プリーズ ビクァィエッ ユァディストラクティンミ)・・・お願い、静かにして。 気が散るわ。

そうですね。 
私たちが英語で 「シャラップ!」 黙れ! を使う場面はないでしょう。
我が子らも大人になっていますし・・・。

この使い分けが、この日の "NHKニュース7” に繋がりました。
画面はトランプ米大統領の記者会見の様子。
女性記者の声の日本語字幕によれば
"非白人女性議員に 「もともといた国に帰ったら」 の発言は人種差別ではないのか”
この女性記者は、指名されていないのに質問を強行しているらしく
トランプ大統領は、何度も

「Quiet !   Quiet !  Quiet !」(クワィエッ)

と、言い続けていました。

その時の日本語字幕は
「黙れ! 黙れ! 黙れ!」
乱暴な言い方です。

この和訳は、安倍首相が記者会見で、割り込み発言の記者に
「静かに!」 と、言った言葉が 「Shut up!」(黙れ!) と英訳されるような感じなのでしょうか?

心の中は 「黙れ」 と言いたくても
いくら、あのトランプ大統領だって、正式の場で 「黙れ」 なんて言うかしら?

翻訳の仕方で、イメージが悪くなったり、良なったりします。
特に日本は尊敬語や敬語、丁寧語や謙譲語を使い分けますから、受け取るイメージに、差が出ます。
難しいことですね。


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