そうなんだ。

外国語で知ったこと。

舎利子とは

2024-01-09 16:15:43 | 御朱印

今年も西新井大師で、お気に入りの「お護摩祈願」を受けてきました。

昨年は何を祈願するか考えていかなかったため、混み合う申し込み所では慌ててしまい
厄年ではないにも関わらず、「厄除け」に〇を付けてしまいました。

今年はあらかじめ算段をしていったので、「厄除け」以外に記しをつけることができました。

私は檀家でも信者でもないのですが、弘法大師空海のファンなので、仏教ならば真言宗に興味があります。

「西新井大師」の御本尊は十一面観音と弘法大師空海です。



この簾の向こうに祀られています。
護摩供養の際は、するすると簾が上がって姿が見られたのですが
さすがに伸び上がって写真を撮ることは、遠慮しました。

今年も大勢の僧侶による読経は聞きごたえがありました。
特に後半の「般若心経」こと「魔訶般若波羅蜜多心経」は、唱和のテンポがアップします。
ドンドンと激しく打ち鳴らされる太鼓の音に負けないほどの、僧侶の張りのある声がお堂に響き渡り
異次元の空間に引き込まれるようでした。

お経の中でも親しまれている般若心経の内容がわかれば、もっと面白く聞けるでしょう。

つい先日、般若心経に出てくる「舎利子」(しゃりし)を知りました。




「舎利子」(しゃりし)・・・知恵第一と言われた釈迦の弟子。

弟子の名前だったんですね。
お釈迦様が「いいかい、舎利子。こうなんだよ」と語り掛けているんだそうです。

夫の実家は「妙法蓮華経」なので、真言宗ではありません。
ここには、舎利子は「舎利弗」(しゃりほつ)として登場します。同一人物です。



お釈迦様は五回も「いいかい、舎利弗。こうんなだよ」と呼びかけています。

ずいぶんとお気に入りの弟子だったのでしょう。
お釈迦様は舎利子(舎利弗)を後継者にしたかったようですが、自分より先に亡くなってしまったようです。





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彫刻  英語

2023-12-24 13:17:04 | 御朱印

神社参拝の際は、必ずご祭神を確認します。

というのも
私は小説投稿サイト『エブリスタ』に時代小説風・神話シリーズを三話投稿していています。
リンクを貼っていますので、興味ある方は是非お読みください。

小説に登場頂いた神々の神社であれば

「小説ですので違う点がございましても、どうかご容赦下さい」

と、許しを願います。

秩父お泊りの折、秩父神社もお参りしました。
なんと、ご祭神が思金神《オモイカネノカミ》だったのです!

天地開闢《てんちかいびゃく》期の造化三神《ぞうかさんしん》の一神である高御産巣日神《タカミムスビノカミ》の息子が、思金神です。
イザナギ・イザナミ夫婦に日本を作るように命じたのは、思金神のお父さんです。

天照大御神が天の岩戸に籠った時に、お出まし頂く算段を立てたのも思金神。
天孫降臨したニニギノミコトのお母さんは思金神の妹であり、
ニニギノミコトの伯父にあたる思金神も、天孫と一緒に高千穂に降りています。

思金神にご挨拶するのは、初めてだったので嬉しかったです。

秩父神社の創建はかなり古く、十代・崇神天皇の頃(紀元前97年~紀元前33年)となっています。
三峰神社の創建が十二代・景行天皇の頃(71年~126年)なので、さらに古いようです。

秩父神社で目を引いたのは、色鮮やかな社殿の彫刻です。

国土交通省の資料によれば
現在の社殿は徳川家康に命じられ建てられました。



どこかで見たような、三匹の猿ですが「お元気三猿」です。
日光東照宮の「三猿」を彫刻した「左甚五郎」(1624~1644)によって、彫られました。
秩父神社の猿は「よく聞いて」「よく見て」「よく話す」三猿なんですって



この他にも名工・左甚五郎によって彫られた作品がたくさんありました。
少々、首は痛くなりましたが

つなぎの龍

北辰の梟




素晴らしい彫刻の数々でした。
彫刻を英語でいうと

「carving」(カーヴィング)・・・彫刻(木彫り・象牙彫り)

最後に
秩父神社の御朱印です。







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干支  英語

2023-12-18 16:18:49 | 御朱印

埼玉県秩父市の三峰神社に参拝しましたので、レポート致します。
秩父駅から車で約1時間。 山の上です。




三つ鳥居は狛犬ではなく、狼が鎮座しています。
この鳥居をくぐると神域で、空気もヒンヤリと感じます。




立派な随身門を守っているのも、狼です。
木々の参道を、しばらく歩きます。



本殿では、
敷石に平成24年(2012年)に干支である龍が現れたと、紹介されていました。
まさに瑞祥、奇跡ではありませんか。
自然と現れるなんて、不思議ですね~。





折しも、来年の干支は龍です。
年が明ければ、瑞祥にあやかろうと大勢が参拝に訪れることでしょう。
一足お先に、ゆっくりと手を合わすことができてラッキーでした。

干支はもともと中国から伝わりました。
十二支の最後の「猪」は、日本では「いのしし」ですが
中国の「猪」は「ブタ」という違いがあります。

干支を英訳するときは、(チャイニーズ ゾディアック)ではなく

「Japanese zodiac」(ジャパニーズ ゾディアック)・・・干支

でも、良いでしょう。




境内の木はどれも立派ですが、御神木の前ではあらためて三回深呼吸をします。



各地の神社の神様をお祀りしています。



天照大御神の弟神であり、須佐之男命の兄神である月読命(ツクヨミノミコト)も、いらっしゃいました。




特集番組で紹介される奥宮までは、山道を歩いて1時間半はかかるそうです。
遥拝所にて、参拝しました。



とても良い眺めでした。

最後に三峰神社の御朱印です。
薄っすらと、狼です。










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護摩  サンスクリット語

2021-01-04 17:17:08 | 御朱印

明けましておめでとうございます。
本年も 「そうなんだ」 ブログをよろしくお願い致します。

コロナ感染対策の為、今年は三が日の初詣を控えようということになっていたので
本日、4日に西新井大師で護摩祈祷を受けてきました。

昨年、
夢枕獏著 『沙門空海 唐の国にて鬼と宴す』 を読んで以降、すっかり弘法大師空海のファンになっています。
そこで初詣は、空海の西新井大師に行くことにしました。
ちなみに、
「大師」 という呼び名の付くお寺は、すべて弘法大師の大師に因んでいます。

護摩祈願料は、5,000円からです。
以前、出雲大社にお参りに行った際に、ガイドさんが言っていました。
自分にとって少々高いかな? と思う金額がちょうどいいそうです。
そうですね。 私にとっては少々高いかな?

祈祷の行われる本堂の畳は床暖房になっていたので、恐れていた寒さはありませんでした。
まずは、お坊さんのレクチャーです。
コロナ感染予防対策はばっちりでした。




護摩炊きの際は、10人くらいのお坊様が入っていらっしゃいました。
複数のお坊様が太鼓をならしたり鐘をならしたりしながら、お経を唱和する声を
目を閉じて合掌しながら聴いていると、まるで宇宙を漂っているかのような不思議な心持になりました。
弘法大師空海が言うには、真言宗の大日如来は宇宙そのものでしたね。



今後も
お正月は5,000円で厄を払ってもらいがてら、この不思議な宇宙体験を受けようと思います。
目を閉じることが、肝心ですよ。

護摩祈祷は、空海の真言宗と最澄の天台宗で行われる祈祷です。
ともに密教。 
インドから中国へ、中国から日本へは主に空海が持ち帰りました。
サンスクリット語で表す単語の音や発音が、中国では漢字によって表記され
日本ではその漢字がさらに日本的な読みになっていきます。

護摩はサンスクリット語で供物などを表す『ホーマ』 の発音が
漢字で 『護摩』と書き表され
日本では「ゴマ」と発音されるようになりました。
護摩供養は、ホーマつまり供物となる木を燃やします。

さぁ~。
今年の厄は、払いました!
万全の体制でスタートします!

P.S.  西新井大師のご朱印をご覧になりたい方はこちら


#護摩 #弘法大師 #空海 #サンスクリット語 #密教 #西新井大師 


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廿  読み方

2020-11-11 20:51:23 | 御朱印

高校時代からの友人ゴンとワンコと私の3人で、広島県に行ってきました。
広島県といえば、世界遺産登録されている厳島神社が有名です。

私たちは二年おきに、御朱印旅をしています。
伊勢神宮・出雲大社に続き、憧れの厳島神社参拝です。
本来であれば、
昨年の11月の予定でしたが、大鳥居の修理に入るということで、一年延期しました。
ところが、現在も修理中でした。


夜間、工事中でもライトアップされていました。
ベールの下に隠された大鳥居が薄っすらと見えています。
黄金に輝いて、それはそれで見ごたえがありました。

写真によるイメージで、厳島神社は常に海に浮かんでいるのだと勘違いしていました。
潮の満ち引きに関しては、気に留めたことがなかったのですが
約12時間で満ちて引いてをするのですね?

夜8時半からホテル主催の徒歩ナイトツアーに参加して、ライトアップされた神社を鑑賞し
翌朝は、9時頃から参拝したので、共に干潮時に当たってしまいました。




床下がまる見えの厳島神社を見て、潮が引いている時に建築工事をしたのだと気が付きました。

ところで、
こちらの住所は広島県廿日市市宮島なのですが、この市の名前が読めないどころか、想像もつきませんでした。
宮島グランドホテル有本で、豪華な夕食を頂いている時に


恥ずかしながら、給仕の方に読み方を尋ねました。
「はつかいち市」と読むとのこと。
しかし、漢字と読み方が繋がらないため、食事が終わる頃には忘れていました。

友人ワンコが言うには、
「廿と書いて、にじゅう と読む」

調べてみると、確かに

「廿」(にじゅう)・・・二十

廿日 = 二十日(はつか) なんです。
私の頭の中で繋がりました。 二度と忘れないでしょう。

今回のブログは、
広島県近辺の方が読んでも、全然「そうなんだ」ではないので、ごめんなさい。
おそらく、関東以北の方は読めないと思うので、「そうなんだ」だと思います。

ご朱印に興味がある方は、こちらをクリックしてください。


#厳島神社 #大鳥居 #引き潮 #廿日市 


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