自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ネギ坊主とチョウ2種

2016-04-26 | 昆虫と花

ネギが花盛りです。茎の先に花の塊り,ネギ坊主ができていて,それが林立しています。ハナバチやハエのなかまがわんさと訪れています。チョウも幾種類かやって来ています。ネギは余程のご馳走を準備して待ち構えているようです。

畑仕事をしているときチョウが飛来すると,「来たな」と期待感が高まります。ネギのアピールが効き,招かれるように導かれて来たのです。そういうときは,大急ぎで腰からコンデジを取り出し,ゆっくり傍に寄って行きます。

このとき訪れたのはツマグロヒョウモン。


うんと近寄ります。わたしへの警戒はどうやらなさそう。「しめ,しめ」といったところ。

 


次はアオスジアゲハが来ました。これまでにもネギ坊主でお目にかかったのですが,今回は様子がかなり違っていました。なにしろ,わたしが至近距離に近寄っても一向に警戒する気配がないのですから。前はそうではありませんでした。慌ただしく花から花に移りながら,わたしの期待を裏切ってさっさと飛び去ったのでした。

それが頭にこびりついていて,そっとそっと慎重に近づいて行きました。


アゲハは吸蜜に夢中のようで,わたしになんかちっとも目を向けていないようです。花の奥に伸びる口吻がしっかり確認できます。花から花へと移るものの,1つのネギ坊主には結構時間をかけて蜜を得ているのです。それが幸いして,結果としてはなんとじっくり撮れたことか!


からだに付着した花粉が見えます。


ネギ坊主は目立たない色彩をしていますが,ふしぎなことに,ちゃんと昆虫が訪れます。見事に集まって来ます。匂いで誘っているのでしょうか。地味な色合いが昆虫に独特のアピール手段になっているのでしょうか。花の大きさやかたちが目立つのでしょうか。ネギと昆虫,おもしろい組み合わせです。

 


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