自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

自然を見つめ,自然を守る試み

2014-04-20 | 日記

4月20日(日)。曇り。

午前8時。集落の指定場所に集合。恒例の生活排水路の出役作業がありました。“生活”ということばが付いているのはおかしな話ですが,今は自然水のみが流れてくるだけ。要するに,昔からの慣わしでそう呼んでいるのです。

そこに土,石,それに木やらが堆積し,さらに水草が生えたりしています。結果,水の流れが遮られているので,淀むことなく流れるように清掃するのです。

その排水路の一部に,以前わたしはカラスガイを放流しました。100個近かったでしょうか。ぜひこの貝が生きていく環境を保全したいという気持ちがあったからです。ついでに,タナゴも戻ってきてほしいと願いながら。その放流のことについては本記事でもご紹介しました。

今日,その結果が見えてきました。「残念!」の一言です。見つかるカラスガイはすべて死んでいました。たぶん,餌不足と酸欠によると思われます。昔(排水路改修前)はたくさん棲んでいたと聞きましたが,今の環境では生きていけないでしょう。たまたま生きて見つかったのはたった一個体のみ!

 


とても残念なのですが,この排水路ではカラスガイは生きていけないことがはっきりしました。

午後4時。ジャコウアゲハの棲息地で,ウマノスズクサの保護に向けた取組を開始しました。ウマノスズクサが刈り取られないように,株ごとに竹を立てて,わたしがその区域の草刈りを買って出るという作戦です。これには脇の水田所有者の理解と協力が必要です。それに,ヨッさんの協力を得なくてはなりません。とりあえず,今年,やってみることにしました。

場所は,大きくわけて二カ所(下写真のAポイント及びBポイント)です。


立てた竹は,30本を超しました。これから芽が出てくるので,もっと増えるでしょう。50本ぐらいになるかもしれません。


今冬見かけた蛹は極めて少なかったので,なんとかジャコウアゲハを増やそうと思っています。

 


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