春を前にして,畑作業をしました。冬野菜を収穫した後の整理と,タマネギの間に生えてきた草取りです。春の訪れを感じた草草が勢いを得て伸びて来ました。
畑から離れて,そうして戻って来たら,ジョウビタキのオスが畝に降りていました。さっそく餌を探しているのです。近づくと,遠くに去る気配はなく隣家の塀の上に移動。そうしてからこちらの様子を窺っているようです。「よし,撮影しよう」と思い,家からカメラを持ち出しました。
案の定ジョウビタキは柵の棒先まで近寄って来ていました。そこで周囲を見回しています。警戒しているのです。わたしは物置小屋の板壁の陰からそっとレンズを向けました。たぶん,気づかれていないでしょう。
畑の上に降りました。周囲を警戒しながら地面をきょろきょろ見ています。
何度かなにかを口にして,また棒先に移動。からだを丸くしました。瞬間,糞が落ちていきました。
また餌を探しに舞い降りました。下写真はミミズをくわえた瞬間です。こちら向きだと特ダネになったのですが……。
棒先と地表を何度も行き来しました。土が露わになって食べ物が出て来たのでしょう。そのことを経験的に心得ているとみるべきです。この鳥の観察では初めての目撃となりました。