自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

“わんだぁ”の森の生きもの ~イシモチソウ~

2024-04-27 | 植物

“わんだぁ”の森は,わたしが勝手に名付けた呼び名。なんといっても,わが家の近くにあってひっそりとハッチョウトンボが生息しているという貴重な裾野です。

昨年も記事にしたように,イシモチソウが生えています。そのイシモチソウが今伸びて来ています。

 

初めて観察しました。

 

イシモチソウは食虫植物の一つ。といっても,昆虫を食べるわけでなく,それを捕獲して栄養分にして生きているというわけです。栄養分は肥料として,つまり昆虫を有機肥料として成長にあてているのです。そうするほかないほど痩せた土壌に追いやられた植物。いってみれば,草魂なり雑草魂なりのたくましい草なのです。

 

葉から生えた突起の先端にから粘液がにじみ出ています。もう昆虫が捕らえられています。

 

よく見ると昆虫が二匹被害に遭っています。

 

分解されたらかたちがわからなくなります。

 

三匹も捕まっています。複眼に構造色もつこの昆虫はまだもがいていました。しかし,逃れることはまったくできません。昆虫には突然の地獄!

 

昆虫を待ち伏せるクモまで!

 

昨年はハッチョウトンボが被害に遭っているのを撮影しました。イシモチソウは追いやられた植物なのですが,そのくらしぶりはじつにしたたかです。