自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

杉板・ガラスに産付されたガの卵

2023-01-02 | 昆虫

年末,大掃除をしているときのこと。

ガラス窓の水拭き作業中,ガラスに産付された卵を発見。ガの卵には違いなさそうですが,それがなにかはわかりません。表面の模様が消えかかっているので,これ以上突き止めようとしても無理です。

 

それで,その辺りを見ていたら,下の杉板にもあちこちに卵があるのです。もちろん,同じときに産み付けられたものでしょう。

 

もとは模様があったはず。

 

産付後,ずいぶん日が経っているとみられます。

 

木の幹に産み付けたと勘違いしたのかもしれません。

 

なかにはへこんでしまったものもあります。しかし,孵化した形跡は見当たりません。

 

そのとき思ったのは果たして春孵化するのだろうかということです。秋孵化しそこなって,もう死に絶えているのかもしれません。もし孵化するのなら,今後の観察に期待が持てます。それで,申し訳ないと思いつつ,一つだけ割って内部を見てみることにしました。

そうしたら,中身が詰まっていたー!

 

ということは卵越冬で,今春孵化するということになります。その瞬間を見届けることはむずかしいかもしれませんが,できるだけやってみます。ということで,卵を採取しました。付着面にはじつに固く付いていました。簡単に落下しては困ります。納得。