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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャコウアゲハ観察記(その323)

2014-08-04 | ジャコウアゲハ

今日の話題はジャコウアゲハに関したものではありますが,直接それを取り上げたものではありません。食草であるウマノスズクサについての記事です。

ウマノスズクサにジャコウアゲハの幼虫が発生しないように管理していると,とにかく花がわんさと咲きます。ところが,草の特性か,花後に子房が膨らむ,つまり結実する例はほんとうにすくないのです。解説書にも,そのことに触れたものがあります。

なのに,ウマノスズクサが群落を形成するのはなぜか,ふしぎな話です。やはり種子が落ちて,そのうちに殖えていくというのが筋道ではないかとわたしは思っています。

そんなことを思いながら,家に植えているウマノスズクサを観察しているところです。これまで,種子から芽生えたと思われる例は3つ確認できています。それについてはすでに取り上げています。

しかし,結実している例はまだ確認していません。今夏はたくさんの花が咲いたので,1つあるいは2つ程度は実ができるかもしれないなと期待しています。

1つの株に100以上の花が咲いています。どの花も熟していくとなると,もうこれはたいへんな状況になります。100のうち1つでも熟するなら,それで十分過ぎるほどの芽生えにつながります。受粉がほとんど保証されていないなかで,子孫をなんとか残す方法が,いってみれば無駄花を咲かして,いずれかに種族維持を託すことなのでしょう。確率は低くなりますが,確かさは保証されます。

そう思いながら,花後の子房を観察していると,ほんとうに数個膨らみかけています。直接観察できる例としては珍しいようです。注目に値します。 

ここに。


そこに。

 


姫路へ

2014-08-04 | 日記

8月1日(金)。勤務する施設が実施する事業で姫路へ。コミュニティバスとJRを使って,町外を訪れようというもので,参加児童は9名。わたしは,万一の事態に備えるために公用車で同行しました。

行き先は参加児童が決めました。担当者の話では,平成の大修理を終えて白く輝くお城を見たいという希望が多かったとか。事業内容には触れず,久し振りの姫路についてすこしお伝えしましょう。

新しくなったJR姫路駅前から姫路城を遠望しました。平成の大修理が行われている関係で,まだクレーンが見えます。

 


城を近くから見ました。眩いばかりの白さです。白鷺城の名にぴったり。1日から3日間,市を挙げての『お城まつり』。広場では式典の準備が進められていました。


歩いていると,こんなとんでもない剪定がなされているところが。風情が理解できない人,自然景観の保護について無神経な人の手にかかって,木が気の毒なばかり。木は喜んでいるでしょうか。お役人仕事はこうだから,困ります。


20年振りの動物園に。あのときは,象糞紙,駱駝糞紙,縞馬糞紙を作るために,「糞をわけてほしい」ということで訪ねました。懐かしく思い出されます。


自分の娯楽のために訪ねたわけではありませんが,月日の移り変わりを感じたこの日でした。わたしの出番はなく,子らは無事に帰りました。ホッ。