いよいよ孵化の瞬間が近づきました。幼虫の様子がよくわかります。毛がくっきり確認できます。
卵の先端の空間が大きくなっています。
いよいよ誕生だなと感じます。目を離せません。
光の加減次第で殻がいかにもカプセルに見えます。
撮影中,卵が一つ倒れてしまいました。何かが触れたのです。申し訳ない。
これらの写真で見られる兆候があって,孵化が始まるのです。
いよいよ孵化の瞬間が近づきました。幼虫の様子がよくわかります。毛がくっきり確認できます。
卵の先端の空間が大きくなっています。
いよいよ誕生だなと感じます。目を離せません。
光の加減次第で殻がいかにもカプセルに見えます。
撮影中,卵が一つ倒れてしまいました。何かが触れたのです。申し訳ない。
これらの写真で見られる兆候があって,孵化が始まるのです。
卵内にあるからだの様子がもっとよくわかったらおもしろいのですが,直接撮影することは叶いません。それで太陽光を利用して逆光下で写すことに。それによって,薄い卵殻をとおして透視的に撮影できるでしょうから。
その手法で得た画像が下の4枚です。
色の濃淡が大変化を物語っています。
口はこちら向きになっています。
複雑な濃淡に見えます。口は見えない位置にあります。
口も側単眼もはっきり見えます。 下部の濃い色の部分はからだの中央付近です。
からだのかたちが形成され,見えるようになってから孵化が始まります。
今回,逆光を味方に付けて写す手が功を奏しました。
モンシロチョウの幼虫であるアオムシが生まれようとしています。1mmにも満たない小さな卵にも,その変化の様子が現れます。それを超接写で写しました。
例1。卵内に見える黒い部分が口の辺りです。
6時間後。よくよく見ると,からだの色合いに濃淡が。それらは毛が見えかけてきたものです。
例2。右上に口があります。
6時間後。毛がはっきり見えかけて来ました。卵の先に空間が見えています。からだが形成されて空いた部分です。
その3。背景の色によって表面の凹凸面がくっきりしています。
6時間後。からだの表面が確かに変化していることがわかります。
その4。これは中が見える例。殻の中では,からだがUの字型になって収まっています。したがって,色の濃い部分はからだの中ほどにあたります。
誕生する瞬間までを追えたら,それはそれは感動物語に立ち合うことになります。何度見てもそうなのです。もし記録できたら記事にしましょう。
畝に並んだブロッコリーの間に小さなキャベツがポツンと一本。そこにモンシロチョウが産卵。数は数個。これが今春初めての卵確認。それにしても,キャベツをよくもまあ見つけたものです。
観察を続けていたら,順調に白い卵が黄色に変わりました。
そして,いつの間にか孵化して幼虫はどこかに消えていました。
見ていくうちに,生まれたばかりの幼虫が目に留まりました。
先日,目の前を交尾中のモンシロチョウが通り過ぎて行きました。「これは!」と思い,追いかけると,麦畑に降りました。
モンシロチョウはありふれたチョウの一つ。もっともなじみ深いチョウともいえます。生態はよく知られていますが,それでもいのちが大変化を起こす場面は何度観察しても見飽きません。それがいのちのすごさなのでしょう。
モンシロチョウの季節を迎えました。