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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

久しぶり,クロアゲハの卵(4)

2018-08-11 | クロアゲハ

紋様の濃さ・明瞭度から孵化がほんとうに近いことがわかります。その瞬間を見逃したらたいへん。

 

二つの卵は同じときに産み付けられたのかもしれません。

 

目を凝らしていると,卵がどんどん見つかりかけます。ふしぎな感じです。今の時期は真新しい新芽に産み付けられています。

 

観察者にとっては,昼間に孵化すると理想的なのですが。さて。

 


久しぶり,クロアゲハの卵(3)

2018-08-10 | クロアゲハ

発見後四日目。なんと孵化済み! 油断していました。殻は生まれたばかりの初齢幼虫が食べ尽くしていました。

 

 

あとは新たに発見した卵に期待をつなぐほかありません。それもまた,孵化近しといったところ。

 

もう一個はなぜか孵化に至りませんでした。左側に見える黒っぽい卵です。

 

近寄って撮りました。なにか異変が起こっているようです。

 

ところで,上写真を撮影した同じ日,またまた新たに卵を発見。その場所は落下した卵が付いていた枯れ枝のすぐ脇。そこに若葉が生えて来ていて,そこに産み付けられていたのです。ほんとうにふしぎな話です。

 

しかも,紋様から見て孵化が近づいている様子。 

 


久しぶり,クロアゲハの卵(2)

2018-08-09 | クロアゲハ

発見日翌日。枯れ枝の卵が行方不明に。自然落下したようです。若葉の方は縞模様が現れています。 

 

じつに懐かしい模様です。こうなったら孵化は近いでしょう。

 

発見後三日目。模様が一層くっきり。

 

真上から見た様子です。順調な変化です。

 

上写真を撮影中,別の枝でクロアゲハの卵を発見。

 

新しい卵もあります。

 


久しぶり,クロアゲハの卵(1)

2018-08-08 | クロアゲハ

スダチの葉でクロアゲハの卵を2粒発見。久しぶりです。

一つは若葉で。 

 

表面はざらついていて,いかにもクロアゲハの卵らしい感じ。産付されてそんなに日は経っていない様子。

 

二つ目は,一つ目のごく近くの枝。それも枯れた枝です。 

 

同じときに産み付けられたのでしょう。 

 

孵化までを追っていきましょう。

 


クロアゲハの卵(5)

2018-05-16 | クロアゲハ

5月14日(月)。やはり孵化しました。産付から数えて12日目。経過日数もちょうど12日。

順調な卵2つのうち,1つはすっかり見逃してしまいました。惜しいことをしました。こうなってはあとの1つに賭けるほかありません。なのに,この日はあいにくの会議。それで特性のミニ容器に葉ごと入れて会場へ向かいました。

会議室のある建物の前に広場で。自動車から降りて歩いていたら,頭上をアサギマダラが一頭飛んで行きました。すごい!

予想したとおり会議中に孵化が始まりました。こういうタイミングはぜったいに逃したくありません。それで画像を記録。こういうときはコンデジはとても重宝です。

以下,その記録をアップします。

殻に穴が開き始めました。

 

穴が開くと,幼虫はスルスルと出始めました。まず頭が出て。 

 

そして,どんどん出て来て。 

 

脚が全部着地して。

 

出終わりました。無事に誕生したのです。

 

いのちは美しい! こういう場面を見ると,いつもそう思います。会議を軽んじたわけではありませんので,その点はご理解ください。 

 


クロアゲハの卵(4)

2018-05-15 | クロアゲハ

5月14日(月)。観察を続けているクロアゲハの卵は3個。うち1個はどうも変化がおかしいのです。

目が離せないと思っていた卵が変! 中が黒っぽいまま。

 

 

ほかの2個はいたって順調に育っています。

そのうちの1個。頭部ができています。空気層も泡のようになって見えます。

 

横から見ると,からだの毛もはっきり。

 

もう一つの卵です。

 

同じようにまったくトラブルはなし。空気層の大きさは孵化が近いことを教えてくれています。

 

 

たぶん本日孵化するでしょう。  

 


クロアゲハの卵(3)

2018-05-14 | クロアゲハ

5月12日(土)。すこしずつ,ほんのすこしずつの変化です。紋様が微妙に変わって来ました。 

 

この卵も同様です。

 

一歩先に成長が進む卵では,間もなく生まれる幼虫のからだがかたちづくられているようです。確かな変化です。

 

5月13日(日)。早朝。前日とのちがいはあまりなさそうですが,孵化が近いことが窺えます。

 

頂部の黒っぽい部分は頭部なのでしょう。

 

一日も経てば激変するでしょう。気にしておかなくてはなりません。 

 


クロアゲハの卵(2)

2018-05-13 | クロアゲハ

5月8日(火)。産付六日目。早朝に撮った写真です。それぞれに斑模様が現れています。順調な変化です。

 

一つの卵の色はとても薄いです。同一時間に産み付けられたのですが,一歩先に孵化に向かっているようです。

 

5月11日(金)。産付九日目。変化はじつにゆっくりとしています。近頃の,温度差の激しい環境が影響しているのでしょう。

 

それでも間もなく影が現れるでしょう。 

 


クロアゲハの卵(1)

2018-05-05 | クロアゲハ

5月3日(木)。アゲハの庭園にて。

草引き作業をしていると,クロアゲハがレモンに飛来。あれよ,あれよという間に産卵開始。カメラを準備することの忙しさ! 好機なのに接写は叶わず。遠くから撮るよりしかたありませんでしたが,それもダメ。念のために一枚だけアップしておきます。

 

ふしぎなことに,舞い上がった後,また戻って来て産卵。結局産付卵は4個となりました。

下写真はそのうち2個のものです。古い葉に。

 

新芽に。

 

庭に柑橘類の木を植えておくのは,こうした姿を観察したい者にとっては最良の策です。孵化がたのしみです。 

 


またクロアゲハ,産卵と孵化(4)

2017-08-30 | クロアゲハ

8月29日(火)。午前9時。仕事は休み。別の卵を観察するチャンスです。産付後,91時間が経過。

いよいよ誕生です。わずかに穴が開いているのを発見。

 

ぐいぐいと食べます。穴が大きくなっていきます。

 

大顎が出かけました。 

 

程々に穴を開けると,幼虫は頭をぐうっと突き出して出ようとします。 

 

出ると,突起が起き始めました。 

 

穴から出るにつれ,からだが膨らんでいるように見えます。「こんなに大きなからだが殻にはいっているたのか!」と思えてくる大きさなのです。

 

出終わると,ほんのしばらく静止。

 

向き直って殻に取り付き,食べ始めました。卵の直径が1mmであることを勘案すると,「この小さなからだのこのりっぱなしくみ! 」と驚き入ります。