前回、5月に宇治に来た時から行ってみたかったお店、しゅばくを出て、
娘っこに『気~すんだ?』って聞かれたわ。ど~も、奴はお気に召さなかったらしく。
しゅばく前に周辺散策してた時、娘っこ達が狙いを定めてたお店へ移動。
お蕎麦食べるなら・・・・長女っこは”にしん”が恋しく、次女っこは”鴨”の口になっていた。
両方、さっきの蕎麦屋さんには無く、しかも宇治に来たんやし、茶そばが食べたい!!
そんな3つの要望を一気に叶えてくれるお店があったのだ。
まずは・・・。京都の伏見のお酒を所望
京都市伏見区の松本酒造さんの純米吟醸酒、桃の滴。
キンキンに冷えてる上に、さらに氷で保冷されて出てきたよ。
この日、朝早くはとっても冷えて寒かったのが、お天気が良すぎてお昼頃には気温も上がりポカポカに。
とても飲みやすいお酒。娘っこ達もお気に召した様子。ガラスのお猪口が綺麗なの
お昼時の忙しい時間帯。1階席は1杯だったようで、通されたのは2階席。
まるで民家を改装したような。土壁に、床は畳の上からカーペット。家で使うよなダイニングテーブル。
ポカポカ日差しが入って、なんだかほのぼのと落ち着くの。お店じゃなくって田舎のお家みたい。
窓の外からは、綺麗な紅葉が
京都のお酒をチビチビ飲みながら、ゆっくりとしか時間が流れない。そんな雰囲気。
あんな忙しいとこより、最初っからこっちにしとけば良かったんや!って怒られて。悪かったのぉ。
紅葉が見える窓の反対側は廊下で、その廊下の窓からは、宇治川が見渡せる。
なんて優雅な立地、そして、贅沢な景観をものにしてる建物なのかしら!?
ええとこやな~って3人でうっとり。住みたくはないけどね。
さ、熱々のお蕎麦が届きましたよ。むちゃくちゃイケメンが持ってきてくれましたさ。
長女が恋焦がれてた、にしんそば
頼んない写真ですが むっちゃ湯気が立っててね。何枚も撮ったのだけど、白く煙って。
この渾身のにしんそば写真は、娘っこに『ふ~~~ってやって!』ってお願いして撮ったのだ。
そして次女っこの愛する鴨そばは、鴨ねぎそば
はい、鴨の方は突然の麺あげ写真。だって、湯気でちゃんと撮れなかったから。
しっかり綺麗な緑色の麺。お茶の味ってする?って聞くと、え~、せえへんやろ~って。
ちゃうちゃう。茶そばは、そば粉に抹茶を混ぜたもの。だったはずだけど。
お出汁がむちゃくちゃ美味しいらしい。同じお出汁なのだろうけど、
にしんの甘露煮と、鴨ねぎでしょ。ちょっと飲んでみたら全く違う味になってるから面白い。
鴨ねぎには、山椒が付いてきて、にしんには七味。良い取り合わせだと思います。
私のお蕎麦は・・・・。さっき十割蕎麦をいただいたから、お腹いっぱいだし、何も頼まないのも気が引ける。
甘味も要らない、入らないや。で、見つけたのがこれだった。ところてん
黒蜜か三杯酢が選べて、ここは勿論お酢でさっぱりと。
お。おおおおお。おおおおお 油断してた。これ、むちゃくちゃ美味しいやん!!
外で食べるところてんの最高峰は和歌山の加太だろうって、勝手な思い込みをしてたみたい。
どこの天草使ってるのだ?歯切れよく、優しいお酢加減がお腹に優しい。
三杯酢も飲み干してしまいましたわ。って思ったら、
外食時には珍しく、娘っこ達もお出汁を飲み干して、お腹パンパンになったやんか~って満足げ。
体が存分に温まった娘っこが、爽快に鼻チ~ンってしてるそのティッシュは、
イケメン兄ちゃんがさりげなく置いて行ってくれた箱ティッシュ。小さな、でも大きな心配りに感謝です。
とっても良いお店でしたよ。ありがとうございました。ご馳走様~
茶房 櫟(くぬぎ)
京都府宇治市宇治又振66-4
TEL 0774-22-7140
営業時間 11:00~16:30 火曜休み