もう、足取りが軽くって仕方ない。
この日は、朝から宝塚。15:00公演なのですけどね。起きて身支度したならば、宝塚。
ソリオ宝塚で朝ごパンを頂いて、ああ、久しぶりかも!私の癒しの散歩道。
それでは、10月26日の花の道をご紹介いたします。
その道は、宝塚大劇場へと続く花道。
宝塚大劇場へと、足早に通り過ぎてく方々の傍らで、
立ち止まって、お花を凝視してる・・・・・変態かもしれぬ。
この花の、自然が作り出した紫。ぞくぞくってなるのだけど。この色に。
触ってはいないけど、この感じ、ベルベットの素材感。
花弁が立毛で優雅な光沢を思わせる紫。
これは・・・。
線香花火の様だわ!って思いましたのこ。
とっても小さいお花の集合体なのですけど。ぱちぱちって、線香花火の集合体さ。
花の道が大好きで、ここのお花をお手入れしてくださってる方に、お礼が言いたい!は、
前回叶ったのだけれど、あれ?その作業員風の装束では無い方が、ずけずけ入って雑草を抜いて。
普通に、普通の先輩おばちゃん。普段着で、大きなビニール袋に雑草。
声を掛けずにはいられなかったの、だって、ここで私は幾度となく癒されてきたのだから。
綺麗にお手入れsきていただいて、ありがとうございますって、ご挨拶致しましたのこ。
それこそ写真に納めたならば、幸せの御守りに出来そうな位の、笑顔で喜んでくださった。
もしかして、けったいなおばちゃんって事になってるかも。それでも、ここは大好き。
『今、あんまり咲いてないけどな~』って恐縮しておられましたさ。
でも大丈夫。これからの苗を確認済。
花が終わったら実が出来る。
良く見る花が有って、また別の機会に良く見るブルーペリー色の実。
そうだったのね!そうだったのね!貴方がその実になったのね!
かなり地味な、地味すぎて面白くないかもしれないけど、
私には大発見で、花の道の外側から、道行くご紳士が『何を(撮ってるのか)?』尋ねられた程に。
そして、この日たまたま、素晴らしい1枚をものにした。
紫色のプチプチの花。ではないのだ。
細い、ゆらゆら揺れるプチプチの枝と、天使の羽根が舞うような花が、
風に揺られて絡まって解けなくなってる、奇蹟のコラボ。とっても可愛いから。
コラボ・・・・これもかしら?
決して優雅って言うのではなくって、上品な花と、小さな集合体の花とのコラボ。
小さなお花が、さほど大きくは無いけれど、1輪を引き立てるのだな。
それはさながら、大輪の薔薇に添えられる、霞草の様に。
あ。ちょっと待て。かすみ草的なのか、前回来た時には雑草?って思ったの、1本だけだったから。
それが、この時、こんなにも生い茂ってるの。一体これは何!?
大きな、違うけど雰囲気は、1輪の真紅の薔薇を引き立てる、かすみ草をも思われるのだけど、
1つ1つが大きいから、ああ、いっそ、マーガレットの小さいやつ。って、そっち方面からも。
ぶれてるけど、ちっちゃな蜂っぽいのがいてるの。美味しい蜜の花。
大劇場前辺りです。こんなとこで立ち止まる・・・って、
今の時期は、大劇場の正面玄関の撮影の方々だけ。
全く、違う方向、大木が有るのだ。一三翁像の傍らに。
金木犀。その香りは、田舎の岡山の御手洗を彷彿させる。
あの、手が出てくるのではないか、そんな底無しの、流すレバーが無い御手洗。
そこはいつも、噎せ返る位に金木犀の香りで溢れていた。
10月26日なのだ。
大劇場前、このグループだけ、この花。残っていたのだ。
紫陽花。言わずと知れた、梅雨時のシンボル的な紫陽花が、まだ咲いてるのね。
花弁に見える大きなとこじゃなくって、その中心の、小さな花が本物の紫陽花。
大劇場前を通過したら、オスカル&アンドレの像が有って、その辺り、
どういう訳か、いつ行っても薔薇が咲いてるイメージ有るのだけど。10月は咲いてるか。
そう言えば、今回もどこぞの薔薇園に行こうっていう企みも、いつの間にか頓挫してしまったかしら。
けれど、こうやって、愛情込めてお世話してくださってる、花の道のお花を楽しめて、
と~っても幸せで。そんな感じで心洗われるので、余計に舞台の演目が素直に届くのだ。
そうね、花の道でゆっくりしてる間に、昨日までのストレスも理不尽も心外も、
何処か遠い所に行ってしまってるのね。・・・・ここに住みたい。
10月26日、紫陽花が咲いていても秋。
葉っぱが色付いてきた秋。それでは、大劇場へ。