ファイザーの資料で、Appendix 1のリストについて、本文の説明は以下の部分です。
このリストについて説明している3行目に、
The AESI list is comprised of MedDRA PTs, HLTs, HLGTs or MedDRA SMQs and can be changed as appropriate based on the evolving safety profile of the vaccine.
このリストは、MedDRA PTs, HLTs, HLGTs または MedDRA SMQsからなり、このワクチンの安全性の側面が変化していくについれて適宜変更されうる。
と書いてあります。つまり、このリストは、一般的に治験で使用される有害事象の用語集から作ったもので、このワクチンの安全性データが積み重なって変更が必要になったら適宜変更されるものだということです。
そして、その次に、
Table 7 provides a summary review of cumulative cases within AESI categories in the Pfizer safety database.
表7に、ファイザー安全性データベースにおいて、AESIのカテゴリー中で、累積された症例の概要を示す。
と書いてあります。
つまり、実際に、この報告書の時点で起こった有害事象は、ファイザーのデータベースに入っていてそれをこのリストの用語を使用してまとめた結果が表7に示してあるということです。
表7をみると、危険なことがわかりますが、Appendixのリストのように網羅されているわけではありません。この報告は、2021年2月28日までに報告されたもので、世界中で何人接種したのかの推定用量は黒塗りになっています。
MedDRAのウィキペディア
ICH(医薬品規制調和国際会議)のサブスクリプション製品であるMedDRA(メドラ、Medical Dictionary for Regulatory Activities)は、市販前(前臨床研究~第III相臨床試験)から市販後(ファーマコビジランス(英語版)または第IV相臨床試験)までの薬事プロセスにおいて、規制当局やバイオ・医薬品業界が安全性情報のデータ入力、検索、評価、提示のために使用する、臨床的に検証された国際的な医学用語辞書・類語辞典である[1]。また、有害事象分類辞書でもある[2]。
MedDRA辞書は5段階の階層で構成されている。最も高い、または幅広いレベルは器官別大分類(System Organ Class、SOC)であり、更に高位グループ語(High-Level Group Terms、HLGT)、高位語(High-Level Terms、HLT)、基本語(Preferred Terms、PT)、そして最後に最も細かい下層語(Lowest Level Terms、LLT)に分かれている
このリスト、ヴェルナー教授もリツイートしていました。