葉月のブログ

命題:ウイルスの糖鎖はヒトの糖鎖と同一なので病因とはならない

HPVワクチン教育シンポジウム インド

2019-06-18 | 資料August18
Causality Assessment of Adverse Events Following Immunisation: Why it needs to be revised urgently
ワクチン接種後の有害事象の因果関係の評価:どうして早急に修正する必要があるのか



ピュリエル 医師
Jacob Puliyel, MD MRCP MPhil
小児科医、インド政府ワクチンプログラムアドバイスグループの元メンバー

インドでのHPVワクチンについて

2009年、30,000人の部族民の少女に対して、インフォームドコンセントなしに治験が行われた
120人が重篤な副反応(てんかん発作、うつ病、精神症状など)を発症、7人が死亡した

議会による調査が行われた
その結果、この治験が、インド政府とビルアンドメリンダゲイツ財団の支援で行われたことが明らかとなった
この事件の後、人々は、HPVワクチンはインドでは2009年に終わったと思ったが
2017年、国の技術諮問委員会により息を吹き返した

技術諮問委員会は、インドにおける健康と経済の評価を行う必要があるとし
3ヵ月の短期間で結果をジャーナルオブキャンサー誌に発表した

ワクチンを、子ども1人あたり10ドルで接種すれば740例の子宮頸がんを救い、733例の子宮頸がんによる死亡を救い、18477調整生存年を救うと結論した
そのコストは、150ドル/調整生存年となる

子ども1人あたり10ドルがインドで対費用効果があるのかどうかは、
疑問である

従来の研究では、1人あたり3ドル以上では、対費用効果がないとされている

論文を精査した
調査した地域の寿命は73歳であり、740人の患者の18477調整生存年は、平均25年となるので、すべての患者は、48歳で死亡することになる

実際には、子宮頸がんの50%は、50歳以上で発症する

この調査の結果から、論文のモデルが不適切であることを、同じ雑誌に投稿した

論文の著者は、50%の子宮頸がんがステージ3か4で診断されたとした
また、3ドルの対費用効果は間違っており、ワクチンが100ドルを超えた場合に対費用効果がなくなるという文献を示してきた

この文献を調べたところ、文献には「対費用効果の最低値は2ドル(アメリカでのワクチンのコストは100ドル)」と書かれてあったが、論文の著者は、2ドル(アメリカでのワクチンのコストは)の部分を無視し、

「対費用効果の最低値は100ドル」として、文献を参照していた

また、50%がステージ3か4で診断されたというモデルでは、50%がステージ1か2となり、740例の子宮頸がん診断、733例の死亡例というモデルでは、生存7例をステージ1が2として計算すると、ステージ1と2の死亡率が98%となり、このモデルは、実際の子宮頸がんのサイエンスからかけ離れている

この結果を、再び、ジャーナル・オブ・キャンサーに投稿した

にもかかわらず、政府は技術諮問委員会の論文を支持し、子宮頸がんワクチンを承認した

我々の投稿により、論文に対する疑惑が広く知れ渡ることになり、民族主義者の団体が保健省大臣に質問状を送った

その結果、ワクチンの開始は遅延、あるいは中止となった

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HPVワクチンの話題はここまで、
以後は、MRワクチンと、ヒブワクチンのこと
WHOの副反応のカテゴリー変更のことを話しています

ヒブの部分は特に興味深いです
インドではヒブのケースがほとんどないのに何かと理由をつけてヒブを検出しようとし、挙句のはてに、5種混合クチンにしてヒブを導入しました

DTPの時に比較して、5種混合になって、SIDSが2倍になったということ
WHOやGAVIの仕事です













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