葉月のブログ

命題:ウイルスの糖鎖はヒトの糖鎖と同一なので病因とはならない

抗体とは、特異的に反応するなものではない

2023-01-30 | 編み物をしながら考えたこと

ランカ博士による「抗体」の説明

質問 What is a titer increase? 「抗体価の増加とな何か?」
回答 Dr. Stefan Lanka 
"The increase is nothing more than the body's reaction to poisoning [adjuvants], when the body is poisoned, holes are torn in the cells by these poisons and the cells are destroyed. The body's reaction when cells break down is to form sealing substances (globulins), small protein bodies that immediately expand in acidic environments, become flat and cross-link with their hydrogen sulphide groups (in which energy is stored) with other proteins and other things. 

「抗体価の増加は、アジュバントという毒に対する身体の反応そのもので、身体に毒が入った時、これらの毒により細胞に穴があき、細胞が破壊されます。細胞が壊れた時の身体の反応は、接着物質(グロブリン)を作ることで、それは酸性条件下ですぐに拡張し、平坦となり、(エネルギーが保存される)硫化水素(SH)基を介して他のタンパク質や物質と架橋結合します。」

These cause blood to clot and wounds to heal and they seal our cells when toxins are injected into the body. Even if you get a blow on a muscle, (forming a bruise) or a blow on the kidney (especially sensitive), or the liver, there is an immediate increase in titer. The body reacts to this by sealing the damaged cells and sealing growing cells. 

「これらは、血液を凝固させたり、傷を治癒させ、毒素が身体に注射されたときに細胞を密封させるものです。筋肉の打撲や腎臓(特に敏感)あるいは肝臓への打撲時にも、抗体価は即上昇します。身体は、破壊された細胞や成長する細胞を密封することにより、これらの打撲に対処します。」


この説を裏付ける記述が日本語の論文にもありました。
「赤血球間を架橋する高分子の性質(fibrinogen, 免疫グロブリンなど)」




つまり、抗体は、その硫化水素基を介して、非特異的に他のタンパク質に結合するもので、ワクチンなどの毒を注射されると大量に産生されて、毒によって破壊された細胞を修復する役目を持ち、また、赤血球の表面の糖タンパクにも結合して、赤血球を凝固させるので、血栓の形成にも貢献している可能性があるということでしょうか。

補足資料(関係ないスライドもありますが)

ブログ主は、抗体は糖鎖に特異的に反応するものではないかと考えている。
牛肉アレルギーや、ギランバレー症候群の抗体が糖鎖に特異的に反応することは公知である。あと、血液型抗原も糖鎖だった。


面白いことに、牛肉アレルギー患者の血液型は、必ずA型かO型で、B型、AB型の人はかからない。その理由は、糖鎖抗原であるB型血液型抗原の構造はα-gal糖鎖に側鎖としてフコースという糖が結合した形であり、α-gal抗原に対して免疫寛容状態になっているからだと考えられる。
 また、α-gal抗原は霊長類を除く哺乳類に限って発現するため、牛肉アレルギー患者が鶏肉や魚肉を食べても安全だが、カレイの魚卵に対してだけはアレルギー反応を示す。カレイの魚卵にα-gal抗原が含まれるためだ。
 このα-gal抗原に対するアレルギー反応は、IgE型抗体(アレルギー反応の主役となる免疫グロブリン)による反応である。不思議なことに、ヒトやサルの血清中には、IgG型ならびにIgM型の抗α-gal抗体が自然抗体として大量に存在している。しかも、この自然抗体はABO血液型に関係なく、すべてのヒトやサルが保有している。
 この抗α-gal自然抗体は、異種移植において「超急性拒絶反応」が生じる直接要因となっている。つまり、ブタの組織をヒトに移植すると、直ちに拒絶反応が生じる。抗α-gal自然抗体が、ブタ組織の血管内皮細胞を障害するからだ。なぜ、IgE反応だけが血液型依存性なのか、改めて自然の不思議さを感じざるを得ない。 

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