葉月のブログ

命題:ウイルスの糖鎖はヒトの糖鎖と同一なので病因とはならない

免疫:死にゆく宿主細胞から放出されるDNAはアルミニウムのアジュバント活性を担う

2013-12-02 | 論文
ワクチンアジュバントは細胞を殺傷することで作用する:自己免疫疾患の原因か?

NatureMedicineに発表された新しい研究は、なぜ昨今自己免疫疾患が急増しているかについての洞察を提供するかもしれない。著者たちは、ワクチン医たちも認めなくてはならない決定的証拠を意図せずに示したのであろうか?

ハイディ・スティーブンソン
2011年7月29日
英文へのリンク

アジュバント は、免疫系に抗体を作らせるために、ワクチンの能力を増強することは知られている。アルミニウムが特に効果的であるために使用されている。しかしながら、その作用は、Nature Medicine誌に最近発表された研究によって初めて明らかにされた。彼らが発見したことは、大変気に障ることである。ワクチンのアルミニウムが細胞死をおこすが、それはアポトーシスにみられる通常のやり方ではない。

このことが、今多くの人が罹患している自己免疫疾患について多くを説明するかもしれない。DNAと細胞の他の部分が細胞の外で自立していることは普通ではない。

アポトーシスでは細胞は内部から死んでいく。それは、細胞の内側のプロセスにより引き越され、DNAを含むすべての部分を溶解する。アポトーシスによって死んだ細胞は、細胞断片を形成し、食細胞によりそれらの断片は認識され容易に飲み込まれる。

しかしながら, ワクチンアジュバントのアルミニウムでの細胞死の場合、細胞はばらばらになり、DNAや他の細胞部分を放出し、容易には除かれることができない。

異常な細胞死は壊死と呼ばれる。細胞は、管理された方法で分解されるもせず、また除去されるように適切なシグナルを送ることもしない。この種の細胞死が壊死と呼ばれ、壊疽を起す可能性がある。(このトピックの考察は Wikipedia's discussion on necrosis を参照のこと)

自己免疫疾患は、免疫系がおかしくなったことにより引き起こされた損傷の結果で、自己の身体の部分を攻撃する。慢性関節リウマチが最もよく知られた例である。それは、自己免疫が軟骨組織を攻撃する時に発症するものである。

予想される自己免疫疾患発症機序

ワクチンのアルミニウムにより細胞が殺傷されるとき、何が起こりえるか?細胞の部分は、通常の除去を引き起こす正しいシグナルを送る代わりに、身体の中で浮遊している。表面の怪我とちがって、これらの細胞は凝固して分離することができない。

その結果、免疫系はこれらの部分を侵入者とみなして、免疫系の作用を開始して抗体を作るであろう。 慢性関節リウマチは、スクワレンをアジュバントとして使用したときも同様に引き起こされるのかもしれない。細胞死は要因ではないが、スクワレンは主にコラーゲンであり、それは軟骨組織を構成する物質である。

マウスにコラーゲンを注射すると慢性関節リウマチを発症することは良く知られている。それはアジュバント関節炎というよそ行きの名前で通っているが、コラーゲンを注射したマウスは慢性関節リウマチと見分けの付かない病状を発症する。それは、慢性関節リウマチの治療の研究に使う病気の動物を作るためになされることである。

なぜ、スクワレンが危険であることを研究者や医者や政府機関が否定するのか理解に苦しむことである。そしていま、「死んでいく宿主細胞から放出されるDNAがアルミニウムアジュバント活性を仲介する」で、筆頭著者Thomas Marichal により報告された情報により、何が今日大変多くの自己免疫疾患を引き起こしているのかについての強力な指摘を得たことになる。

ワクチンへの免疫応答を強化する作用、すなわちアルミニウムアジュバントにより起される細胞死が、壊死により生成された細胞の小片に対して抗体を発生することも可能かどうか? 壊死組織も侵入者とみなされ、それに対する抗体も作成されることができるのか?

けれど、そのことを明らかにした研究を楽しみに待たないでくださいね。もし私たちがなにかみたら、その研究者たちはきっと、アンドリュー・ウエイクフィールドに起きたと同じような性格と業績の否定的な攻撃を受けるでしょう。それでもなお、これらの研究がなされることを期待しましょう。そうではければ、私たちの世界は、病気のために未来を奪われ、悲惨で、命を縮められた人々であふれることになるでしょう。

NatureMedicineの論文要旨へのリンク
共同研究者の1人の日本語プレスリリースへのリンク

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