12歳女性 基礎疾患等なし
2022年4月23日 4価ガーダシル1回目接種
数日後、両側の下肢が重いと感じ、両側の眼瞼浮腫が出現。浮腫は進行性で、チクチクする痛みを伴った (ネフローゼ症候群が発症)。
アレルギーと診断され、塩酸エピナスチン(EPINASTINE HYDROCHLORIDE)点眼液と0.1%フルオロメトロン(FLUOROMETHOLONE)点眼液を3回点眼。
2022年5月13日 夜間に顔面と下肢の浮腫が悪化し、吐き気を催した。 患者は夜間に診察を受け、そのまま入院した。
2022年5月14日 ネフローゼ症候群と診断された。
2022年5月15日 喉の渇きと、特に右目に浮腫があった。
2022年5月16日 ステロイド開始。浮腫の改善は不良。喉が渇く。
2022年5月17日 倦怠感、呼吸困難感、浮腫の悪化を訴えた。
2022年5月18日 浮腫はわずかに改善。
2022年5月22日 浮腫は改善傾向。腹痛発現。
2022年5月23日 まぶたの浮腫はほぼ改善。他の部位は改善傾向。
2022年5月24日 アセトアミノフェンの服用で、腹痛は解消。
2022年5月25日 浮腫は改善し、心窩部痛はなかった。
2022年5月27日 尿タンパクが 3 日間陰性であったことから、寛解と決定。
2022年6月15日 退院。
2022年7月11日 ステロイド治療完了。
ネフローゼ症候群の発症ピーク年齢以降に発症したことなどから、ガーダシルとの因果関係は否定できない。報告した薬剤師は、ネフローゼ症候群が 4 価ガーダいsるに関連していると考えた。