古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

スーザン・ボイルをクリック

2009年05月29日 03時54分41秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 夜中に起きてブログを書こうとパソコンに向かい、もう二時間もヘッドフォンをかけて"you tube"のスーザン・ボイルの歌を、繰り返し繰り返し、また繰り返し繰り返し、聴いています。
 この数日、毎日何十回と聴いているのに、いまも涙が流れます。目の前の奇跡に感動する人々の渦に身をひたして、自然に出てくる涙です。彼女の歌には、このひと月に全世界で2億回近いアクセスがあったとニュースが報じていますが、世界中の多くの人が、ぼくみたいに繰り返し見ているからでしょうか。
 スーザン・ボイルさんのような人なら、この村でも朝散歩していて、農道で出会いそうです。「きょうはええ天気ですな」「うちの猫も気持ちよさそうに日向ぼっこしとりますわ」と会話でもしてすれちがいそうな近所の陽気なおばさん。そのおばさんが人の心に起こす奇跡は、心が洗われるようで気持ちがいい。久しくそんなことがなかったけど、身をひたすと気持ちのいい人々の感動の渦。
 アフリカの飢餓を救うために全米のアーティストが結集して WE ARE THE WORLD という曲をつくりあげたことがあります。日本の中学の多くの英語の教科書にも載っていました。歌ができたのは1983年のことでした。マイケル・ジャクソン/ライオネル・リッチー/ステイビー・ワンダー/レイ・チャールズ/ダイアナ・ロス/ティナ・ターナー/シンディー・ローパー/……50人近いアーティストが、一晩ハリウッドのスタジオに集りみんなで歌い朝とともにまた自分の活動の場に帰っていく。奇跡のように実現した超有名歌手の集りの様子を、淡々と収録したビデオを、また見たくなりました。
 スーザンの歌とこの歌では意味は違いますが、感動はこころの栄養分です。その栄養分を、人々に分かち与えたスーザン・ボイルのいきなりの登場に感謝します。
 
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