JR九州が運営する博多~釜山の海上を運営するJR九州高速船が、昨年2月に浸水発生時に臨時検査を受けないまま運行したとして、海上運送法に基づき、輸送の安全確保命令を昨年6月に受け、改善報告書を国土交通省に提出しました。
今年2月、船首部への浸水を確認したのに法令に義務づけられた検査や修理をしなかった。5月に浸水浸水が悪化するまで運行した。航海日誌などには異常なしと虚偽記載し、浸水量が増えた後は警報が鳴らないようセンサーの位置を上部に移動していました。今年8月の国による抜き打ち監査で発覚しました。
国土交通省は、同社に「海上運送法に基づく行政処分「輸送の安全確保命令」と「安全統括管理者・運行管理者の解任命令」を出しました。
まともな企業なら、昨年の国の命令を受けた時点で他の部署から安全管理を行える人を移動させるべきでした。
JR九州全体が安全管理に問題が有ることが明らかになりました。