震度7の胆振東部地震で緊急停止し、内部損傷があった北海道電力(北電)苫東厚真火力発電所の耐震基準が最低ランクの「震度5相当」であることが判明しました。
苫東厚真には、1980年運転開始の1号機、85年運転開始の2号機と2002年運転開始の4号機があります。地震後、1号機はボイラー管2本が、2号機はボイラー管11本が損傷し、4号機はタービン施設で出火しました。
北電は地震の揺れで損傷したと認めました。
全国の火力発電所の耐震基準は、日本電気協会の「耐震設計規程」(2000年)で、「震度5以上」と定められています。あてはまるのは4号機だけで、震度5で大きく損傷しない程度の設計でした。
北電は、35年以上前に建設された1,2号機について、「旧建築基準法に準拠してメーカー設計(自主基準)している。2011年の東日本大震災後、国の委員会で、これについて「変更不要」との結論が出されている」と答えました。
(しんぶん赤旗9月18日記事抜粋)
地震の耐震基準に達していない発電所を、北海道全域の発電の中心にした運営が問題だったと思います。耐震基準に達している施設の建設が必要だったと思います。
最低でも、地震時には他の地域と分断して、停電区域を少なくすれば、全道的復旧速度が速まったと思います。
日常的に、本州から北海道に送っていた電力も、受け入れ施設の電力設備が北海道内の電力で運転していたので、本州から送られていた電力が使えなかった状態です。
例として説明、本州から日常的に大量の電力供給を行っていましたが、北海道内の受け入れ施設の運転する電気は北海道内の電力で施設運営をしていますので、本州から送られていた大量の電力は、流れなくなっていました
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