今回の西日本豪雨での被害者について、総務省消防庁は9日午後7時時点で,死者111人、生方不明者28人と発表されています。
被害に遭われ亡くなられた方のご冥福と、行方不明者の方の発見が進むことを望むものです。
消防や警察、自衛隊などのによる捜索・救援活動が各地で取り組まれ、今後さらに実態が明らかになると思います。
今回の集中豪雨は、広島・岡山など西日本を中心に大雨が降りました。
日本の住宅事情から考えて、山崩れや河川氾濫で被害を受けない場所は、限られていますので、人命優先に考えて行動することが大事です。
自治体から被害予測が発表され、避難の広報が行われたら、常日頃準備している非常持ち出し備品を持ち出して避難することが大事です。
避難は、できる限り早い昼間のうちに行って下さい。
綾瀬市では、これまで大雨で洪水被害が予測される場合、10箇所程度の避難所を開設し、市の地域担当職員が各避難所に2人配置して受け入れを行って来ました。
過去の吉岡地域のがけ崩れでは、避難所が大勢の家族で一杯になりました。
全国各地で、綾瀬市と同じ様な素早い対応を行うと、人命被害を少なくすることが出来ます。
地震や火災からは逃げれない場合がありますが、洪水被害は事前に川の上流も含めて大雨が降るので、避難する事が可能です。
物損被害は避けれませんが、人命をいかに守るかが大事です。
日常的に自治体の防災担当職員に確認して、自治体から出される避難情報に対して、どのように対応するのか相談して下さい。
例えば、寝たきりや車いす生活で暮らす人の対応も、早い段階なら周りの人の援助も受けれますが、大雨で道路が通行出来なくなった時点では困難になります。
各施設の災害被害の事前訓練が大事です。