日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

どこかおかしいな雰囲気がする

2014-03-03 22:02:43 | 徒然

衆議院選挙で自民党が大勝したころから、どこかおかしな雰囲気を感じることが多くなった。
最近それが、徐々に姿を現し始めた?と言う感じもする。
その一番分かり易いのが、NHK会長に就任した籾井さんだ。

この方の経営センスについては、大いに疑問な点が多々ある。
一番顕著なのが、「日付を入れていない辞職」を10人の理事に提出させていたことなのだが、とても民間勤めをされていたとは思えない。
そして今日、就任直後の記者会見の内容は、「記者から言わされた」と話されている。
還暦も十分に過ぎ、大手商社の副社長や関連企業の社長まで経験していれば、「記者会見」の経験は“0”では無いと思う。
一連の発言を読んでみると「自分は悪くない!」と、言っていらっしゃるような印象ばかりで、本当に企業のトップを務めたビジネスキャリアがあるのだろうか?と、疑問に感じてしまうのだ。

そして、その籾井さんをNHK会長にした安倍さんも、なんだかおかしな発言が目立つ。
今日のロイターが伝えた「製造業が日本に残るよう努力、経常収支は注目」という記事の内容を読んでも、今の日本の製造業の実態がわかっているのかな?と言う気がする。
ロイター:製造業が日本に残るよう努力、経常収支は注目

どうやら安倍さんの頭の中では、昭和40年代のままの様な感じがする。
私が小学校~中学の頃は「日本は資源が乏しい国なので、資源を輸入し、製品化をして輸出をする、貿易大国です」と、社会科で習った。
今から40年近く前の話だ。
その後、日本経済も大きく変わり、製造業のグローバル化は避けて通れない状況になっている。
と言うよりも、既にグローバル化している。
多くの企業が、生産拠点を海外に移したのは、一つの「経営戦略」だ。
昭和40年代の経営発想では、今の経営は成り立ってはいかない。
確かに、自動車産業などを中心に製造業は今でも日本の産業の大きな柱だが、だからと言って製造業が輸出で儲けているのか?と言うと、そうではない。

他にも、「三権分立」をすっかり忘れられた様な発言があったりするのも、気になる。
そんな政治とメディアの中心(?)NHKを見ていると、限りなく嫌な感じとおかしな方向へと向かっているのでは?と、心配になるのだった。