夕方の「ジャックナイフ」の写真
横浜でも老舗の部類に入ってしまったバスバー「ジャックナイフ」
あえて老舗と書いたのには理由がある
本牧の「V.F.W」「IG」(イタリアンガーデン)「アネックス」「ラ・ジョイ」に通っていた頃
この「「ジャックナイフ」にもよく通った思い出がある
(イタリアンガーデンは昔の場所 地下の頃)
現在のその頃から同じカタチで残っているのは「ラ・ジョイ」のみであり
「ラ・ジョイ」が伝説の老舗と言われているのであるから
(「IG」(イタリアンガーデン)は通りの反対側に移転してしまった)
当然「ジャックナイフ」も昔と同じであり
堂々の伝説の老舗なのである
「ジャックナイフ」と呼ぶよりは みなさん「バスバー」と呼んでいた記憶が多い
「バスバー」
はじめの頃は現在のタイクーン(昔のベイサイドクラブのとなり)
あたりで開店 それから寿町のビルの空き地でやっていて
本牧埠頭「シーメンズクラブ」の対岸に落ち着いたのはかれこれ20年位前の事だと思う
つい最近になって現在の場所に移転したのである
(場所は秘密)
なにしろバスであるから 移転費用なんぞかかる訳はなく
移動すればいいのであるから機動性は極めてよい
現在は動いてはいないが その当時だったら
「ね~ お願い~っ 交通費だすから 私の家の庭先で一発
バスバー開いてよ~お願い~ぃ うっぷん~」
なんて綺麗なおね~さんが言ったら やってくれたと思う
(頑固だからやらないかもな)
はげまるだったら 絶対一発やってやるのになぁ
(ばかもん)
現在のバスバーの写真
サテ これからが本題なのであります
今からさかのぼる事 お~よそ20年位前~ ぱんぱんぱん
(扇子を叩いている音 講談ではないぞ)
この「バスバー」の中で はげまるがその当時仲間と組んでいたビートルズのコピーバンド
「ビートルーズ」がこの「バスバー」の中でライブをやったのであります
ふ~ん バスの中でのライブね
なかなか いいじゃん いいじゃん
なんて気楽に考える事と思う
驚いてはいけませんよ みなはん 目を見開いて読んでちょ~だいね
富士五湖のひとつ「本栖湖」までバスで行って 富士山を見ながらライブをしたのでありんすよ
ごほ げほ ぐほ ぴにゃ?
ほらね 本栖湖とバスバーが写り込んでいるでしょ
お客さんは限定8組16人本栖湖畔のバスバーに集合
もちろん全員各各車で現地集合
このバスバーの店主 南さんは はげまるの昔からの音楽仲間であり
大のビートルズ好きであり そんなこんなで企画されたのである
「本栖湖で富士山を見ながら「ビートルーズ」ライブを楽しもう」
でありました
(今 勝手に付けた題である)
今思うと その頃はパワーがあったもんだ
思いもつかぬ異常な企画で みなさん停車中のバスの中で踊りまくり
半狂乱の坩堝(るつぼ)に陥りバスは演奏中ゆらりゆらりとなりにけり候う
ライブ終了時には乗り物酔い者多数続出雨あられ
ぱんぱんぱん (また出ましたか)
いゃ~ 今思い起こしても ほんと楽しかったなぁ
そして20年経った今でも 伝説のライブとして語り継がれているのであります
しゃん しゃん (締めの言葉)
バスの中から本栖湖 彼方には天下の富士山を望む どうです
贅沢ここに極まりけりかな
狂乱のライブは夕方から始まり 夜8時頃には終了していたと記憶している
バスはもちろん 参加者全員 各各帰路についたのであるが
(もちろんビートルーズのメンバーも)
なんと はげまる一人そこに残っていたのである
そう 朝の本栖湖に映える富士山を撮るためにね
(おね~さん同様写真にも異常な執念であるな)
写真は 朝の本栖湖に映える富士山である
確か9月の後半だったと思うが 朝方は すっげ~~寒くて
車のヒーターをガンガンきかした記憶が残っているのである
冒頭の写真は現在のバスバーであり
先日久しぶりに オーナーの南さんの顔を見に行った時の写真である
深夜の1時半頃であった
対岸には赤レンガ倉庫のシルエットがかすかに見えている
外からの秋風が心地よく ゆったりとバスの中に流れ込んでくる
極上の時間がのんびりと過ぎていった
帰り際に撮った写真
老舗の バスバー「ジャックナイフ」の物語でした。