本日の日経金融新聞の記事に、「交易条件指数」というちょっと興味深い指数の説明がされています。
交易条件指数=産出物価指数(製品価格の動向)÷投入物価指数(仕入価格の動向)
という指数で、要するに、仕入価格にどれだけ利幅を乗せて製品を販売できているかという指数です。この指数が、図(2007年5月2日日経金融新聞より引用)のとおり2003年以降ずっと下がり続けており、昨年の秋頃からようやく下げ止まってきたとのことです。
その理由は、原油や金属の市況高騰による原材料の調達価格の上昇ということですが、製造業の付加価値が年々価格に反映されなくなってきていた、と言い換えることもできそうです。
原材料を製品化する過程では、様々な「知的財産」が活かされているはずだと思いますが、これでは「知的財産」に磨きをかけるよりもトウモロコシをたくさん作ったほうが儲かる、といった話になってしまいかねません(現に、近年はロシアのように一次産品の豊富な国の経済が元気ですし・・・)。
最近の下げ止まりはよい傾向といえそうですが、「知財立国」のための施策が成果をあげているかどうか、こういった部分にも注目する必要があるのではないでしょうか。
交易条件指数=産出物価指数(製品価格の動向)÷投入物価指数(仕入価格の動向)
という指数で、要するに、仕入価格にどれだけ利幅を乗せて製品を販売できているかという指数です。この指数が、図(2007年5月2日日経金融新聞より引用)のとおり2003年以降ずっと下がり続けており、昨年の秋頃からようやく下げ止まってきたとのことです。
その理由は、原油や金属の市況高騰による原材料の調達価格の上昇ということですが、製造業の付加価値が年々価格に反映されなくなってきていた、と言い換えることもできそうです。
原材料を製品化する過程では、様々な「知的財産」が活かされているはずだと思いますが、これでは「知的財産」に磨きをかけるよりもトウモロコシをたくさん作ったほうが儲かる、といった話になってしまいかねません(現に、近年はロシアのように一次産品の豊富な国の経済が元気ですし・・・)。
最近の下げ止まりはよい傾向といえそうですが、「知財立国」のための施策が成果をあげているかどうか、こういった部分にも注目する必要があるのではないでしょうか。