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赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
再起動、します
 

遠雷  


J-league Div.1 - 2018 season 30th sec.
Urawa 3 v 1 Kashima @Saitama Stadium 2oo2, SAIATAMA(HOME)

来季ACL出場権を狙う上で大変重要な試合が続きますが、ここ数年いろいろと煮え湯を飲まされ続けてきた鹿島さんを逆転で破り、まずは第1関門突破で一歩前進というところでしょうか。浦和はU19代表で遠征中の橋岡に代わり森脇が右WBに入った他はここのところの固定スタメンの顔ぶれ。対する鹿島さんはいつもどおりのオーソドックスな4-4-2でしたが、ACLもルヴァン杯も勝ち進み過密日程の中で負傷者が多く出場停止の選手もいて決してベストメンバーとは言えないラインナップであり、そういう意味でも浦和としては、変な苦手意識を持たないという意味でも、何としても勝っておきたい試合でしたので鹿島さんから久しぶりに勝ち点3を奪えて何よりでした。



立ち上がりから浦和がパスワーク、コンビネーションに時折ロングボールを交えた攻撃で鹿島ゴールに迫ること少なからず。鹿島さんは次第に守りを固めてカウンター狙いと言う感じになり浦和の方が「持たされている」感もありましたが、そうした中で鹿島さんのカウンターにゴールを脅かされます。38分にバイタルに侵入してきた安西選手にマウリシオが前に飛び出して食いつき、そのスペースをセルジーニョ選手に使われ、左SB山本選手に繋がれ、山本選手は逆サイドに走り込んできた右SB西選手に大きく展開。このボールをダイレクトで豪快にゴールに叩き込まれてしまいました。攻め込みながらゴールが奪えないうちにカウンターで先制を許すというイヤ―な感じのまま折り返しとなります。



後半に入り鹿島さんが追加点を狙い攻勢に出ますが、それをいなした浦和が52分に追いつくことに成功します。柏木のCKでニアに飛び込んだ岩波が捻ってファーに決める見事なヘッド。この時間帯私は仕事の電話でコンコースにいたのですが(笑)、スタンドの歓声で同点に追いついたことは察しがつきました。その後は鹿島さんが再びバランスを取りながら守りを基本に置くような様子となり膠着状態になりましたが、それを打ち破ったのがこの日キレキレだった武藤の鮮やかなミドル。60分に鹿島の選手2人を背負ってボールを受けた武藤が反転してうちひとりの小笠原選手を交わして左足でゴール右隅に決めてくれました。最終的にこの日2ゴールで殊勲の武藤でしたが、これまでの攻守に亘る貢献を考えればもっともっと報われるべきでしょう!



ここで鹿島さんは本来温存したかったであろうFW鈴木選手を小笠原選手に代えてピッチに送り出してセルジーニョ選手と2トップを組みます。鈴木選手のヘッドがポストを直撃するなど怖い場面もありましたが、浦和は森脇に代えて柴戸を右WBに配置するなどして守備を固めてこれを凌ぎました。柴戸選手はいよいよ重要な試合で勝っている場面で起用されるようになり、オリベイラ監督の信頼がいよよ増しているようで何よりですね。そして浦和の極め付きは武藤が鹿島守備陣をきりきり舞いにした上での見事なゴールを決めます。ATにカウンターから飛び出した武藤が鹿島DF陣をドリブルで翻弄してぶち抜く誠に爽快なゴールで、ダメ押し点を奪い試合を決定づけてくれました。

J1第30節 浦和3×1鹿島@埼スタ

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