給食室からこんにちは

2007年10月10日より高見幼稚園で、週4回の自園和食給食を行っています。ご意見などお寄せ頂ければ幸いです。

9条は着古したの?

2007-05-04 21:41:36 | 給食室からこんにちは!
 昨日(5月3日)の西日本新聞・朝刊のコラム欄に載っていた記事に私は「凄い!これだ!これを拡げていこう!」と思ったのです。

以下に記します。

 漢字を使わないようにしよう、いっそ日本語を捨てて英語を国語にしてはどうか、
国語にするなら英語よりもフランス語のほうがいい・・・
▲明治から昭和の終戦直後にかけて自国語を変えようという議論の流れがあった。ローマ字化論も交じる。
酒場談議のレベルとはもちろん違う。主張したのは政治家や官僚、学者、有名な小説家たちだった。
▲捨てて着替える。それを基本に日本は種々の国造りを進めてきた。
明治維新以来の「西洋に追いつき追い越せ路線」は自国語さえも着替える対象にしかかった。
 昭和の敗戦による自信喪失から説明できる一面も持つ。
▲着替えたいものに憲法を加えるところまで時は進んだ。
敗戦で得た唯一の財産といってもいい『9条』の改正もにらむ。
 戦後の日本を日本たらしめた土台である。日本人を日本人たらしめる自国語を変えようとした頃の空気と、構図は大して違わない。
▲焦土から立ち上がった日本人が、一貫して世界に誇れるものを他に持っていただろうか。
あせない誇りと思っていたのは思い違いだったのか。
時代の気分は、ややもすると九条を含めて「着古した」に押されがち
▲8年前にオランダで開かれたハーグ平和市民会議を思い出そう。
百カ国余りから集まった非政府組織(NGO)が「21世紀は日本の9条に見習おう」と宣言した。
活動は現在も世界で続く。日本国憲法が施行されて60年。
 ぜんぜん古びていない
 
 以上、少し長い引用ですが、これは説得力あると思ったのです。「憲法9条をいま守らないと、大変な時代になる!・・」とよく言われます。

話は変わりますが、
私は、元中国東北部・満州で生まれ2歳のとき引き上げてきた。私は中国残留孤児となっていてもおかしくはなかった。本当に運良く日本に両親と共に身一つで帰れたから・・今の私があるのです。

 戦後が(平和が)私の数え年。だから絶対、戦争は、いや!戦争に続く憲法改悪は許せない!
 環境権を入れるとか、世界の平和に貢献するとか、古くなって合わないとか・・・いくら色んな理屈をつけようと、戦後の日本とアジアの平和を守ってきたのが憲法だから。
 子供たちのためにも「9条守ろう」・・・の輪が大きくなるのは当然です。

この記事に出会って、またまた心が燃えました。









ちょっと待って、PEN食器。

2007-05-04 01:40:48 | 給食室からこんにちは!
 2月の市長選挙で誕生した北橋市長さんは、小学校の給食食器をアルマイトからペン食器に変えることを明言しています。
 長い間、食器の変更は子ども・親・職員の強い願いでした。
 だから変えることは本当に賛成です。だから、子どもの心身のためにも一番良いものに変えて欲しいのです。
 プラスチックのペン食器の安全性は、いまだにはっきりしていません。むしろ不安です。
 何故陶器じゃいけないの?・・・他都市でも幼稚園でも使っているのに・・といいたくなります。
 3月に私立幼稚園の給食視察をしてきた私としては、やはり陶器の食器で、そして安全安心の豊かな給食内容でこそ、子どもの健全な心と体の発育の発達があることを確信したのです。
 だからせっかく変えてくれるのなら陶器で・・と切に願うところです。
あの幼稚園の子供たちの発育状況は、よい食だからこそだとつくづく思うのです。

下記内容は女性市議藤沢さんの意見です。私もこの意見に賛成です。
 


「ちょっと待ってPEN食器  市長公約の学校給食食器の改善安全な陶磁器を!」

 北橋市長は、4月17日(火)、定例記者会見で、小学校の給食食器を平成19年度中にPEN(ペン)食器に替えるとしました。予算は1億2000万円です。 藤沢議員は3月の暫定予算議会で食器は伝統的な陶磁器に替えるよう求めました。教育委員会は、「安全性は確認されている。磁器食器は重く、割れるので導入する考えはない」としていますが、PEN(ペン)食器はPEN樹脂(ポリエチレンナフタレート)を原料とするプラスチック製です。メーカーは成分を公表しておらず、5~6年で更新するとしていること自体、安全性が確認されているとは言い難いものです。中学校給食検討の委員会も立ち上げられる予定です。食器の選定も市長・教育委員会が独断専行せず、子どもたちや先生、関係者の意見を聞いて決めるべきです。




楽しい思い出

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