こちらのオーナー氏が、なんとスペイシーを入手したとのこと。なんだってェ??

本日、拝見させていただきました!おぉ、これは僕タンのスペイシーと同じ125ストライカー(JF02)じゃないか。ただし、うちのと違って後期型です。本当は前期型が欲しかったとのことでしたが、残念ながらタマ数僅少で、入手できなかったとのこと。というわけで、とりあえず、後期型を入手して、前期型は気長に探すそうです。うん、それでいいと思います。
実は、このJF02のスペイシーは前期型と後期型でかなりの相違点があり、同じ形でありながら、後期型はメカニズム面でフルモデルチェンジ級の変更になっています。実際、エンジンやトランスミッション類はJF02後期と次期型であるJF03は共通であり、前期型との互換性はありません。
なので、ヤフオクなんかでスペイシーの部品を調達する際は、間違って後期型用なんかをポチってしてしまうと、泣きを見るハメになります。前期と後期で流用できるのは、外装くらいでしょうか。リトラクタブルヘッドランプですら、小加工を要します(流用自体は可能)。

マフラも異なります。排気管長が、伸びているようです。

トランスミッションのケースも、異なります。

シートは黒ビニール。ただ、こちらは張り替え個体のようです。

インストルメントパネルはブラック一色で、下半分のブラックも、前期型とは色調が異なるようです。

前期型で特徴的だったデジタルパネルは、フツーのアナパネになっています。コストダウンが目的かとは思われますが、当時、250ccのスペイシー250フリーウェイが、逆に後期型でデジパネになったので、おそらく差別化の意味もあったと思われます。前期型と比較し、デジタルクロック、ヘッドランプ点灯インジケータが省かれています。

ラジエータのエアインテーク周辺のガーニッシュも、前期型のシルバー塗装からカラーキー対応となっています。

ウィールは共通のようです。

おお、これはディーラーオプションのカーペットマットでは、あ~りませんか。これは、レアだゾ!

リア―キャリアも、後期型は丸パイプのスティール製となっています(前期型は、角断面のアルミ製)。
パッと見でも、ずいぶん異なるものです。後期型のスペイシーは初めて見たので、こちらもずいぶん勉強になりました。
オーナー氏とは後日、スペイシーオフをしようということになりましたので、その時また、比較してみたいと思います。