山形の高畠町で、クラシックカーレビュー2012というイベントがあると聞きつけたので、行ってきましたよ。
出発前に1時間かけてデリカを洗車したというのに、なにやらあやしい雲行き。定評の雨男っぷりを遺憾なく発揮。ゲリラ豪雨の予感がしたので、ランサーで行くことに。結局少ししか降りませんでしたが。むしろバイクで行けばよかったと大いに後悔。
さて愚痴で始まりましたが、現地は商店街を封鎖し、かなりの規模のイベントです。かなりの数の自動車が飾られていましたが、そこは偏屈二餅のクソブログ。Z箱スカケンメリなどには目もくれず(後述しますが、Zは1台萌え車がありましたけど)、気になった車たちをフォーカスチャンス。
あんまり人気のない810のブル。角目なので後期型ですかね。510と910が人気すぎて、ブルUとこいつはいつも日陰で気の毒です。かなりアメリカンな顔つき。今のシルフィでは考えられないほど男臭さ全開です。
隣のぼっちゃんは、奥のドうえもんに興味津々。それでいい。それでいいんだ。
これみよがしな大型鉄バンパーにブリックでダメ押し。5マイルまでなら大丈夫ってやつですか。今の車バンパーは、自転車のタイヤが当たっただけでへこんでしまう億弱さ。わざととはいえ、これでは機能部品としては意味がありませんね。旧車が愛されるのは、そういった1つ1つの部品が魅力的だからなのではないでしょうか。
出ました!E23ホーミー
これが新車時から未再生だとすれば、驚異的な程度の良さです。E23といえば、リアルタイムでもサビや劣化塗装の個体ばかりだったと記憶しています。
現在のエルグランドやアルファードなどの顔を「凶悪で俗悪だ」などと辛口評論をされる方がいますが、昔から変わってないですよね。なにも今に始まった話ではないと思います。
ただ、現行キャラバンは恥ずべきデザインです。あんなの認めません。
山形58ナンバーなので、3ケタ直前あたりの登録でしょうか。
本当に、惚れ惚れするほど綺麗な車です。
パワーステアリング付き
当時は凄かったんだろうな~
…ということは、パワステ無しもあるの?げにおそろしや
剛力サムバーの時と同じことを言います。
同じキャリィでもこっちのキャリィの方が絶対かわいい。
大人気のデトマソ・パンテーラ。かっこいい。
まだ派手な塗装やエアロがつく前のやつでしょうか。すっきりしています。
またも登場、変顔セリカ。こないだのと同じやつでしょうか、サイドモールのないターボ車です。エアダムエクステンションが付いています。
大きな声では言えへんけれど、変顔セリカ好きやねん。
セリカマークが装着されていたのは、この型まででしょうか。
うちの親父が一番最初に買った車がこのブラウン髭剃り顔の初代マークII。さすがにトラックではなかったですが。
当時はこの手の乗用車ベースのトラックというのが多く存在していたわけですが、なんか背景のような純日本的な家屋に似合いますよね。お洒落な洋風建築に圧倒された現在の日本では、なくなってしかるべきだと言わざるを得ません。
横のぼっちゃん、ズッキューン!されてます。ダメだぞ、車趣味なんか始めちゃ。
おお、これは…
もちろん、デジパネでしたよ。Z31の北米仕様、通称アニバーサリーです。アメ公規制のせいで、日本仕様とはヘッドランプが異なる点にご注目。
宮58ナンバーが輝かしい、2代目セリカXX。以前、オーナーの方とお話させていただいたことがあります。新車購入で、未再生とのことです。もちろん、デジパネです。
以前はドアミラーで乗られていましたが、フェンダーミラーに戻したみたいですね。この型のセリカ、フェンダーミラー車はドアミラーのメクラ蓋にベンチレーターが付いていて萌えます。
51のクレスタも、素晴らしいコンディション。ノーマルというのがポイント高いですね。きょうび珍走まがいのカスタムのされていない51&61のクレスタなんて、ほとんど現存しないのではないでしょうか。
さて、現場周辺も逃さずチェックするのが、偏屈カーライフへの第一歩。誰も着目しない自動車を見て一人ほくそ笑むのが、21世紀の自動車趣味というものです。
どこにでもありそうなランサー(いや、最近はもうどこにでもある存在ではなくなりましたが)。この写真で「これは…」とならなければ、マニアとは認められません。
そう、V6MXサルーンです。ギャランの1800シングルカムのV6を流用したグレードで、これは前期型の方です。後期型にも最終型以外に存在します。2本出しマフラ萌え。間違いなく、うちのランサーよりレア社です。
前の写真にて、エアロ無しの14インチホイールキャップで識別可能です。分かった人は相当なマニアです。いや、ヲタだな。
ナンバー的に、ワンオーナー車でしょう。
人通りの激しい場所から一歩踏み出せば、こんな素敵な車が待っています。
初代FFコロナ、GXエクストラ。この年代の車ではむしろ珍しい、AT車です。
ここもかなりの豪雪地帯のはずですが、錆びていません。塗装も劣化していません。ぶつけてはいますが、乗りっぱなしでこ汚い車とは一線を画します。ちゃんと手入れされている証拠です。
う~ん、すいません、今日の1番の収穫はイベントとは何ら関係ないこのコロナでした。このコロナが見れただけでも、僕ぁ幸せです。