古本屋さんで発見。GMや関水なども含め、かなりたくさんストックがありましたが、トミックスの4冊を選んで買ってきました。強気な価格設定でしたので、さすがに全部入手してしまったら経営破たんです。
入手したのは78年、80年、84年、85年の4冊です。この時代のトミックスの印刷物は、他のパッケージ同様、似たようなデザインで統一されていたんですね。
今ではフリーペーパーなどでもありそうな薄さですが、中はミッチリ書きこまれていますので読み応えあります。
気になった記事をかいつまんでみます。
78年カタログより。
採石場や貯水塔という建物がラインナップされているのが興味深いです。この2点は、前身であるケーダー社ライセンス生産のトミーナインスケール時代からの継続製品のようです。
なお、この時点で豊富にラインナップされていたケーダー社のアクセサリ郡(自動車など)は姿を消しています。
80年カタログより。
基本セットがモデルチェンジしています。どうやらイヤーモデル制らしく、毎年更新されていたようです。
基本セット2の写真にご注目ください。当クソブログでもおなじみの基本セットに、極めて類似したパッケージではありませんか。型番は93002となっています。
ところで、当ブログでレストア計画中の基本セット2は、型番が90002です。この型番は、先述の78年カタログに掲載の基本セットと同一の型番ですが、内容は全く異なります。
当ブログでレストア中の基本セット2は、説明書に80年10月印刷と記載されていますので、81年のカタログ掲載品の製品なのでしょう。80年に一度型番変更になった基本セット2は、再び81年に以前の型番に戻ったものと思われます。
横のカラー刷りのジオラマが良い味出してますね。
84年カタログより。
シーナリィ製品に、ロックフェイスが存在します。
ロックフェイスとはその名通り、ジオラマ制作で岩肌を表現するために使う木の皮です。海外製品や他社製品などが豊富にラインナップされていることから、あるいは石膏にクシャクシャ銀紙貼り付けで代用できることなどからか、トミックスブランドでの供給は極めて短期間であったと推測されます。
実際、85年のカタログには掲載されていません。
なお、基本セットは「ファーストセット」という名称に変更になりました。基本セットでいいじゃん、べつに。
85年カタログより。
みんな大好きハイモたんが、製品化予定ということで掲載されています。
こういうかわいい車両は、是非現行ラインナップにも加えるべきですね。再販熱望。ヤフオクだと高くて手出せません。
ちなみに、ウラ表紙のアウトライン画に、こっそりハイモたんもフライングで描かれていたりします。
同じく85年カタログより。
なんだ、このコントローラは?
新世代コントローラであるNECSTシリーズの1製品のようです。どうやら、ワンマスコンのコントローラが製品が登場するまでの「つなぎ」だったようで、ワンマスコンが登場した87年のカタログには存在していません。これは実機持ってる人、かなりレアですヨ。
デジパネみたいなLEDのスピードインジケータが萌えます。
以上、気になる記事を夕刊キャッチアップ。