やろうと思えばすぐできるのに、すぐにやらないのがニ餅クオリティ。約2年ぶりにレールセット(基本セット2)のレストア企画が復活。怠慢だと言わざるを得ない。

レールセットに付属している木造駅舎(通称井中駅)を綺麗にします。プラットフォームはジオラマ解体の際にオリジナルが損傷して再起不能になってしまったので、程度の良い同形別品にて代用します。

井中駅のメイン建屋は、屋根部に汚れが目立ちますが、物自体は痛みもなく良好のコンディションと言えるでしょう。

井中駅の基礎部分。基礎部分も、ジオラマ解体の際に損傷を受けており、あまり状態はよくありませんが、使用します。

プラットフォーム部と建屋基礎部分が接着剤で強力に固定されていましたが、ムリムリこじって外しました。

どういうわけか、本来建物の外側に装着されている売店のプレハブが建屋内に移設してあります。

ムリムリこじって、プレハブをはずしました。

ホームの待合室のディテールアップを、すべて解体しました。

清潔、水洗い。

かなり時間をかけて洗いましたが、どうしても建屋の屋根の汚れは完全に落ちませんでした。あと、接着剤の跡が強力に粘着していて剥がせませんでしたが、見えない部分なので良しとしました。どうせコレクターズアイテムとして流通するわけではないので。

なにげに乾燥に時間がかかるため、きょうはここまでです。
今後の予定は、ホーム待合室の破損部分の修理、建屋を組み立てる程度の、誰にでもできる簡単な作業です。
中古車サイトのグーネットにて、スターワゴンの面白物件を発見しました。

スターワゴンの平成5年式エクシード、生ハイルーフ、5MT。なんと走行7000キロとのこと。これは気になる

なんだなんだ?モニタがたくさんついてるぞ。

このシート配置はなんだ?これはもしや…

やっぱり!カーゴルームは、なにかしらの機材を取り外した跡があります。ということは…

この天窓!もう分かりました。放送業界に片足を突っ込んでるニ餅には分かりました。
これ、テレビ局の払下げです。間違いありません。

ダメ押しは、このカラーリング。こんな派手な模様は個人ユーザーが描くとは思えないセンスですし、よく見ると配線用のハッチも側面に取り付けられています。

あら素敵なキャリアとリアラダー、これならアウトドア用品もいっぱい積めるわね…ではありません。このキャリアはカメラマンが三脚立てて撮影する足場です。テレビ局の車に必ずラダーとキャリアが装着されているのは、しかるべき理由があります。
では何をする車なのかというと、これはおそらくデイリーニュース用の「ニュースカー」です。ニュースカーとは、FPU(フィールド・ピックアップ・ユニット)装置を搭載し、ニュース取材の映像を基地局ないし本局の電波塔に電波を使って送信する用途の車です。
FPU機器は部品点数が多く、この程度のカーゴルームは全て機材で埋まります。椅子が後ろ向きに配置(というか、椅子の構造的には前にも向けられるはずですが)されていたのは、このFPU機器の操作用のオペレータ席だからです。
FPUを使用するには、油圧のポールのパラボラを上昇させ、基地局や本局の鉄塔に向けます。さっきの天窓は、この油圧ポールの逃げと思われます。
ローカル民放(日テレ系列?)の放出品と思われます。NHKでは絶対ありません。なぜかというと、NHKは基地局がたくさんあるのでFPUをする機会が多いのですが、ローカル民放は基地局が少なく、よほど大きなニュースでない限りFPUを行わないからです。FPUは木陰ですら影響を受けて送信できなくなるので、どこでもできるわけではないのです。なので、7000キロという走行距離も、実走行だと思います。
ただ、FPU車は物凄く重量がある(ノーマル比1トン増近く)ので、7000キロとはいえかなりダメージを受けていると思います。特にクラッチ、足回りは傷んでると思います。それに、内装がこんな状態で、何ナンバー登録になるのかも謎です。
普通は海外輸出かスクラップにされるのですが、国内に中古が出回るのは珍しいケースと言えます。