スターワゴンの水温が上がらないので、今回の車検でサーモスタットを交換。結果は、それでも水温上がらず(笑)。
上がらないというか、上がるんですが、サーモが開いたと思われるタイミングでみるみる水温が下がってしまいます。結局、この冷えすぎの位置で安定しています。
横置きエンジン車のラジエータは、水温センサで逐次電動ファンを回して冷却水温を安定させているのに、縦置きエンジン車はエンジンからファンを直動していて、なんで水温に関係なく強制空冷しているのだろうと疑問に思ってました。電磁弁とかでクランク軸からベルト空転させられないの?などと疑問に思いながらいろいろ調べていたところ、ファン本体に機械的なクラッチが付いていることが判明。カップリングファン、ファンクラッチなどと呼称されているようです。こんなの付いてるの知らなかった。この図で言えば、10514番の部品(クラツチ、クーリングフアン)です。
クラッチ内部にオイルが充てんされており、熱で収縮する金属が、オイル弁を開閉して出力軸からの力を無段階調整する部品だそうです。ラジエータから熱風が来ると、オイル弁を大きく開けてオイルの遠心力でファンを勢いよく回転させ、ラジエータが冷えているときはその逆で回転しなくなるとのこと。
なので、オイル弁がバカになったりすると、ファンが固まった場合はオーバークール、ファンがフリーになった場合はオーバーヒートの症状が出るようです。
ファンクラッチの正常・故障は、エンジン停止時のファンを触ると分かるそうです。硬くて動かないとファン直結状態でオーバークール、軽く慣性が付いて回ると正常、なんの抵抗もなく回るとファンがフリーになっておりオーバーヒート、とのこと。
触ってみました。回らないわけではないですが、硬いです。指を離すと、慣性で回ったりすることもなく止まってしまいます。故障の可能性高し。
部品が出るなら、ここは交換して再度水温計の上がりを確認しておきたいところです。これで直らなかったら、もう知らん(笑)。ただ、どう見てもベルト、ラジエータのアッパホースなどを外さないと作業できないようなので、作業工賃は高そうです。